土曜日バッキーの仕事の手伝いを終えてから
その日
店で売ったバーベキューRib Tipsを持って
”オイ ジェイクのバースデープレゼントも
持って行こうぜ。”
と
バッキーに言われ
まだ着いていなかったけど
その日
自分の誕生日と父の日のお祝いをする為
実家に帰ったジェイク君が
家族と半日を過ごしたのは良かったんだけど
そこでいろいろと嫌な想いをしたようで
それらを
一人胸の中にしまっておけなかったんだろうね。
一つ一つ私たちに話し始めた。
”僕の家族は全くめちゃくちゃで狂っている。”
と
家族それぞれの行動や言動を
細かく私達に話すんだけど
ジェイク君が悩み苦しむほどの内容に思えないバッキーと私には
それらに対する意見さえ出て来なかった。
家族と言う
大切な人達
一人一人への期待が大きいからなのかな
感受性が強い人だから
家族一人一人の思いを汲み取ってしまい
辛い思いをしてしまうのかも知れない。
すっごく繊細な人だからねぇ
何にしても
むしゃくしゃする想いを
誰かに話す事で
気持が楽になる事は多い。
私とバッキーは
そんな思いで小さく頷きながら
ジェイク君の話を聞いた。
家族に愛情を求める気持ちが
なかった自分は
家族への期待もなく
”母さん嫌いだ。”
とか
”父さん最低。”
なんて
思った事もなかった。
まあ
精神分裂病の父を
最低
なんて思ったりしたら
罰が当たりますがね
なんなんだろうなぁ
バッキーにも良く言われるけど
私は
家族への愛情が薄いんだって
別にそれが悪い事だって
云うんじゃなくて
それが私、、って事だけだけど。
でも
そんな自分は
娘たちが幼い頃
特に姉娘には
寂しい思いをさせてしまって
申し訳なかったとは思う。
この日
父親にも小さな失望をしたジェイク君が
”僕にとって君は
実の父親以上の人だ。
多くの事を学ばせてもらっている。”
って
バッキーに話していたよ。