バッキーが務める会社はスーパーの他
Ace Hardwareというホームセンターも数件営業している
その一つの店舗でマネージャーを務めるエース君は20代後半
「若いのになぁ、エース君はしっかりした奴だぞ」 と
バッキーはエースくんがお気に入り。
エースくんは副業として
ボロ家を安価に買い、改装して売って収入を得てもいる。
そのエース君が
この街で売り出されている小さな食堂の話を持ちかけてきた。
皆でお金を出し合ってその食堂を買おう との話に
バッキーも床屋のジェイク君もノリノリ。
浮いた表情をして、その物件のはなしをする。
キッチンで使う調理器具も新しい
値が安い
と 「これはお買い得だ」 とばかりに
バッキーなど目を見開いて私に言う。
そうしその食堂の使い方を説明し始めた。
何とスロットマシーンを置いたバーガー屋にすると言うのだ。
スロットマシーンがずらりと並んでいるのを
想像しただけでゾッとする。
「貴方ね。
シニアの私達は人生をバスケにしたら第4クオーターに入ったとこなのよ
毎日、儲けを考え数を追いかけるような暮らしなんてするもんじゃないわ。
金儲けを成功と結びつける人は自分を見失ってしまう事が多いのよ。
それにスロットマシーンにハマっていく人を見ては
喜ぶようになるかも知れないわよ。」
と反対した。
その他にも私がこの話に乗らないのは
その気持も大きい。
共有するものをこれ以上増やしたくない。
ぽちっとね