日々の覚書

MFCオーナーのブログ

おでん考

2008年01月20日 22時16分14秒 | 与太話

Oden

以前、年をとっても食べ物の好みなんて、そうそう変わるものではない、と書いた。今でも、そう思っている。ただ、大きく変わる事はないけど、多少は変化があるのだろうか、などと最近思い始めていたりもする。

なぜかというと、近頃おでんがミョーに食べたくなるからだ。そう、僕は決しておでんが好きではない。別に嫌いではないので、出てくれば大人しく食べるけど、自分から積極的に食べたい、と思う物ではなかった。飲みに行く時でも、おでん屋には滅多に行かないし、コンビニのおでんだって買った事はない。昨シーズンまでは(笑)

所が、最近はおでんが食べたい、と思うようになったのだ。居酒屋で、今までは頼んだことなかったおでんを注文したりしている。コンビニのおでんも買ってみた。そのうち、評判のおでん専門店に行ってみよう、とすら考えている。

四十路も半分に差しかかっての、この心境の変化は何なのだ? 自分でも分からん。守りに入ってるのか?(意味不明)

ま、そんな訳で、今年の冬はおでんをちょいちょい食べているのである。コンビニのおでんは、まだ一回しか挑戦してないが(笑) 近頃は、おでんの缶詰なんて物もあるらしい。缶ごと鍋で暖めて食べるのだろうか。これはちょっと、ぞっとしないなぁ(笑)

おでん、というのは関東地方の食べ物で、関西では“関東煮(かんとだき)”と呼ぶ、という話を、かなり昔に聞いた事がある。が、現在周囲の関西人で、おでんの事を関東煮と呼ぶ人はいない。皆、おでんと呼んでる。おでんという食べ物が、ローカルな物ではなく、日本中どこでも食べられるグローバルな物になった、という証明であろうか(やや意味不明)。

僕は、20年程前にも大阪に住んでいた事があり、その時おでんに牛肉が入っていたので、驚いた記憶がある。正確には、牛スジ肉なんだけど。おでんに肉を入れるなんて、初めての経験だった。もちろん、美味かったけど。ま、その頃、関西では“肉”といえば“牛肉”のことだ、と聞いて、「さすが食い倒れの街大阪」、と大変に感心していたのだが、おでんに牛肉が入ってるのを見て、驚くと同時に納得したものだ。ちなみに、最近の調査によると、関東圏でも今はおでんに牛スジ肉を入れるらしい。

僕にとって、おでんの具は、各種練り物にがんもどき、つみれ、ちくわ、大根、玉子、なんてとこがあれば満足。って、ほとんど全部だけど^^; 練り物も、ソーセージ入りとかしそ入り肉餃子とか、そういう凝ったものでなくてよろしい。ごぼう巻きで十分だ。あ、じゃがいもも必須だが、よくよく考えてみると、関西ではじゃがいものおでんは見かけないような。うむ、コンビニでチェックせねば。これらに新たな定番である牛スジ肉を加えた熱々のおでんで、熱燗をきゅうっと一杯...なんてのがいいのだろうけど、僕は日本酒飲まないので、ビールという事になる。あ、それと、出来れば、煮込みすぎて汁がドロドロになってるのは避けたい。あ、もしかすると、じゃがいもを入れると、イヤでもそうなってしまうのか?

おでんの事を、関西では関東煮と呼んだくらいだから、元はあっちのものであって、各地に独自のおでんがあるらしい。静岡風とか姫路風とか。姫路風はつけだれで食べるのだそうな。誰か、知ってる人います?

所で、関東煮というと、僕は小学校の給食を思い出してしまう。知ってる人は知ってるけど、僕は小学校は名古屋だったのだが、その頃給食のメニューに関東煮というのがあったような気がするのだ。もちろん、フツーのおでんではなく、大根やイカを味噌で煮込んだもの。関東煮、という名前ではなかった可能性大だけど^^; それは、名古屋風おでんだよ、と言われればそれまでだが(笑)

あ、そういえば、関西では、がんもどきもおでんでは見かけた事ないような気がする。これはどうなんでしょう?(笑)

注:本文と写真とは関係ありません。

コメント (14)
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