新年になって早くも半月過ぎた。昔なら今日は成人式なのだが、現代では一週間前に終わってしまっている。このシステム、未だに違和感があるな(笑) 年寄りなもんで、新しい習慣にはなかなか馴染めないのだ(爆)
さて、年明け早々から、オウム信者が17年ぶりに出頭したり、消費税増税の動きが既定路線化してきたり等々の報道があり、何かと不穏なものを感じたりしてる今日この頃なのだが、そういったものを振り払うべく、先日どんど焼きに行ってきた。
どんど焼きというのは皆さんご存知の通り、正月飾りや門松、書き初め等を、1月14日または15日の夜に持ち寄って焼き、その火で焼いた餅を食べる、という風習というかお祭りというか、正月の行事である。左義長とも言うそうな。呼び名や時期は違えど、日本各地に昔から伝わる行事だが、中でも神奈川県大磯町のどんど焼きは有名だ。なんたって、重要無形民族文化財なのである。
という訳で、行ってきたのは神奈川県大磯町の北浜海岸という所。もちろん、お札など焼いて貰う物持参である^^
ここのどんど焼きはさすがに規模が大きく、9基の“サイト(斎灯)”が焼かれる。広い海岸でないと出来ないだろう。火をつける前の“サイト(斎灯)”がこれ。
「強い信念」と書かれた半紙が、向かって左にあるのが見えるだろうか?(笑)
夜7時になると、火がつけられる。こんな感じ。
他の“サイト(斎灯)”にも次々と火がつけられていく。近くで見てると、凄い迫力である。
しばらくすると、皆さん餅を焼き始める^^ 竹竿の先についてる丸いのが餅なんだけど、分かるかな(笑)
さすがに無形文化財だけあり、大磯のどんど焼きは規模がデカい。写真はないけど、海岸には消防車が数台待機していた。
このようにして、どんど焼き(左義長)とは、無病息災のみならず学業成就、家内安全、商売繁盛など、色々な事を祈願するお祭りであるらしい。書き初めを燃やして、その火が高くなると習字が上達する、とも言われているそうだし。こういう、古来から伝わるお祭りとか行事とかは、後世に伝えていかねばならないと思うのだが、どんど焼きも環境問題がどーのこーので中止になった地域もあるらしい。困ったものである。
てな訳で、我々にとっても、無病息災を祈るだけでなく、色々な事を考えさせられたどんど焼きであった。ずっと続けて欲しいし、また来年も来たいと思う。
で、写真ですが、決して火事の現場ではありません(爆)