日々の覚書

MFCオーナーのブログ

ベスト・ベーシスト&ドラマー

2012年06月02日 21時29分03秒 | 本と雑誌

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遅くなってしまったが、レコードコレクターズ5月号の特集は、前号に引き続いての創刊30周年記念という事で、「ベスト・ギタリスト100」に続く「ベスト・ベーシスト&ドラマー100」を選ぼう、という企画である。選考方法はギタリストの時とだいたい同じで、ライター30人が各々15人づつベスト・ベーシスト&ドラマーを選び、それを集計してベストな100人を選出する、というもの。ギタリストと違い、ベースもドラムも地味というか玄人好みというか、楽器やバンドをやらない人からすると、どのプレイヤーも同じに見える(聴こえる)のではないか、なんて気もする訳で、スタープレイヤーも少ないし、一体どういう顔ぶれになるのだろう、と興味津々だった訳だが、まずは、レココレ選出のベーシスト&ドラマー100のうち、上位10人はというと、

ベーシスト
1.ポール・マッカートニー
2.ジェイムス・ジェマーソン
3.チャック・レイニー
4.ジョン・エントウィッスル
5.ジャック・ブルース
6.ドナルド・ダック・ダン
7.ジャコ・パストリアス
8.ジョン・ポール・ジョーンズ
9.リーランド・スクラー
10.アンディ・フレイザー

ドラマー
1.ジョン・ボーナム
2.リンゴ・スター
3.キース・ムーン
4.アル・ジャクソンJr.
5.アール・パーマー
6.ハル・ブレイン
7.ビル・ブラッフォード
8.チャーリー・ワッツ
9.ジンジャー・ベイカー
10.ジム・ケルトナー

妥当と言えば妥当だし、意外と言えば意外(笑) ギタリストの時みたいな“なるほど感”があまりない。ま、レココレ的に重要なアーティストというのがあって、すなわちビートルズ、ストーンズ、ツェッペリン、キング・クリムゾン、ザ・バンド、ボブ・ディラン、ザ・フー、といった所なのだが、そこいらの関係者はやっぱり上位に入っている、というのはやっぱりレココレだなぁ、って感じかな(笑)

この上位10人の中でも、僕からすると、意外という前に知らない人もいたりして(笑)、例えばベーシスト2位のジェイムス・ジェマーソン、この人モータウンのセッション・プレイヤーだったそうで、モータウンのヒット曲の大半で、この人がベース弾いてるらしい。モータウンのベースといったら、「恋はあせらず」等に代表される、あのフレーズであり、それはこの人によるものだった訳だ。弾いただけでなく、フレーズを考えたのもジェマーソンだったとすれば、かなり凄い人である。それにしても、こういう人を選ぶところがレココレって気がする(笑)

ドラマー4位のアル・ジャクソンJr.と5位のアール・パーマーも知らない人だった。アル・ジャクソンJr.は、ブッカーT&MGズのドラマー、アール・パーマーはロックンロール創生期のセッション・ドラマーで、2拍目と4拍目にアクセントを置くロック・ビートを、最初に叩いた人らしい。なんとまぁ、マニアックな(苦笑)

全体的に見ると、ベーシストもドラマーも、ブラックミュージック系すなわちR&B、ファンク、ソウルの人が多く選ばれている。リズム・セクションだからね、当然といえば当然か。そのブラックミュージック系の大半の人を、僕が知らなかったのも当然といえば当然かな(笑)

と、これらを踏まえて、ここで僕の選ぶベスト・ベーシスト&ドラマー10人を発表させて頂く。あくまでも個人的に好きなプレイヤーなんだけど、ドラマーに関しては、好きなだけでなく影響を受けた、という人がほとんどだ(皆さん、お忘れでしょうけど、僕もドラマーなんです。爆)。あ、思いつくままに挙げていったので、順位はありません。

ベーシスト
ジョン・ディーコン(68)
デビッド・ハンゲイト
ニール・マーレイ
ジャコ・パストリアス(7)
アンディ・フレイザー(10)
ジョン・ポール・ジョーンズ(8)
フィル・チェン(82)
ニック・シンパー
ジーン・シモンズ(89)
ディー・マーレイ

ドラマー
イアン・ペイス(23)
ジェフ・ポーカロ(32)
ドン・ブリューワー
サイモン・カーク(31)
ビル・ブラッフォード(7)
ピーター・アースキン
リンゴ・スター(2)
デニス・エリオット
ジョン・ボーナム(1)
ミック・フリートウッド

( )内はレココレでの順位。これだけ見ると、僕はツェッペリンのファンと誤解されそう(笑)

ベーシストにも色々なタイプがいるけど、僕はふっくらとしているけどアタックが強いベース、というのが好みである(よく分からんぞ)。ガビガビしてたりモコモコしてたり、というのは好きでないし、一緒にやりたくもない。この感覚は、レコード聴くだけではなく、実際に生の音を聴く或いは感じてみないと理解しにくいと思う。正直言うと、↑のランキングも、自分の周囲にいたベーシストから選びたいくらいだった。

個人的には、ドラムはギターやボーカルより目立ってはいけない、と思っているので、派手なプレイをするドラマーは好きではない。ここに挙げた10人は、いずれもテクニック以上に曲やメンバーに合わせた的確な演奏をするタイプである。が、それと同時にしっかりと自己主張もして、バンドを引っ張っていくタイプでもある(アレンジの展開やテンポといった面も含めて)。決して周囲より目立つことはせず、しかしきっちりとバンドをコントロールし、どんなジャンルにも対応出来る、そんなドラマーにワタシはなりたい。もうトシだけど(爆)

という訳で、2回続いたレココレの「ベスト・プレイヤー」企画、次にやるとすればキーボード奏者だろうな。それならばと、先回りして(笑)10人選んでみた。

マックス・ミドルトン
デビッド・ペイチ
リック・ライト
チャック・リーヴェル
ニッキー・ホプキンス
アル・グリーンウッド
ジョン・ロード
ピーター・バーデンズ
ジョン・エヴァン
ジョン・ベック

いわゆるピアノの弾き語りをする人は除外した。

やっぱり、こういうの楽しいね(笑) 大変だけど(爆) 皆さんのベスト・プレイヤーは誰でしょうか?

コメント (8)
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