日々の覚書

MFCオーナーのブログ

MFC presents 500 Favorite Albums Of All Time 200-181

2023年08月16日 11時45分59秒 | 私的歴代最高のアルバム500選

MFCオーナーの私的歴代最高のアルバム500選
200位→181位

私的アルハム500選も、いよいよ200位圏内に突入しました。この辺りから、想い出のアルバムが増えてきます。どうぞよろしくお願いします(誰に言ってんだか。笑)

☆200位☆

Rock Of The Westies/Elton John (1975)
ロック・オブ・ザ・ウェスティーズ/エルトン・ジョン
『キャプテン・ファンタステイック』に続き、2作連続で全米アルバム・チャート初登場No.1という快挙を達成したアルバム。いかに、この当時のエルトンが凄かったか、を物語るエピソードだ。アルバム自体はバンド・メンバーを一新し、かなりロック色の強いサウンドとなっている。そんな中にあって、唯一のバラード「さすらいの弾丸」は名曲中の名曲。

☆199位☆

Ritchie Blackmore's Rainbow/Blackmore's Rainbow (1975)
銀嶺の覇者/ブラックモアズ・レインボー
パープルを脱退したリッチーは、本当はどんな音楽をやりたかったのか? ロニー・ジェイムス・ディオらエルフのメンバー達とレコーディングした脱退後の第一作は、ハードロックにとどまらない、多彩な音楽性と曲調に満ちている。パープルとのいわくつきの「黒い羊」、アコースティックな「王様の宮殿」、3拍子の「自画像」など、リッチーの意図はともかく出来は良い。

☆198位☆

The Allman Brothers Band At Fillmore East/The Allman Brothers Band (1971)
フィルモア・イースト・ライブ/オールマン・ブラザーズ・バンド
ロック史に燦然と輝く名作ライブ盤、と評価は高い。その評価に異論はないが、デュアンを中心にしたジャム・バンドとしてだけではなく、グレッグを中心にボーカル物もいけるバンドである事を、もっと知って欲しいと思う。オープニングのブルース・カバー2曲なんては鳥肌モノだ。C面のインスト2曲も、コンパクトながらもスリリングで素晴らしい。

☆197位☆

Rocky Ⅳ - The Original Soundtrack (1985)
ロッキーⅣ~炎の友情/オリジナル・サウンドトラック盤
映画はともかく(未見)、サントラは実に充実している。前作で当てたサバイバーの新曲やジェームズ・ブラウンの参加も話題になったが、白眉は何と言ってもジョン・キャファティーの「ハーツ・オン・ファイア」であろう。この曲の為にアルバム買っても惜しくはない。それ以外ではゴー・ウェストやケニー・ロギンス&グラディス・ナイトの曲が良い。映画は知らんけど。

☆196位☆

Make It Big/Wham! (1984)
メイク・イット・ビッグ/ワム!
本作でワム!はコンテンポラリーなポップ路線に切り替え、アメリカでの成功も手中にした。とにかくA面ラストの「消えゆく想い」以外は、見事なまでに隙の無い完全無欠のポップ・ワールド。文句なし。全米No.1になった3曲もさることながら、シングルになっていない「ハートビート」「クレジット・カード・ベイビー」といった曲にもジョージ・マイケルの才能が光っている。

☆195位☆

Giuffria/Giuffria (1984)
美伝説/ジェフリア
元エンジェルのグレッグ・ジェフリアは、自身のリーダー・バンドを率いてロック・シーンに戻ってきた。本作はそのバンド、ジェフリアの1st。自身のシンセを前面に出し、プログレ風味も加えた、素晴らしい産業ロックである。キャッチーな曲作りとアレンジがよろしい。声がスティーブ・ペリー似のボーカルもなかなか。80年代ロックの隠れた名盤と呼ぶべき。

☆194位☆

Madonna/Madonna (1983)
バーニング・アップ/マドンナ
あのマドンナの1stである。当時注目されていたヒップホップ風味のダンス・ミュージックだが、ストリートっぽい感覚もあり、ボーカルも意外と魅力的で曲も良く、ほぼ無名だったシンガー&ダンサーのデビュー作としては、かなりいい線行っているのではなかろうか。8曲中5曲がマドンナ作で、ここいらもお見事。売れなかったら、レア・グルーブの名盤だったかも。

☆193位☆

Slowhand/Eric Clapton (1977)
スローハンド/エリック・クラプトン
「コカイン」「ワンダフル・トゥナイト」とライブの定番曲を含むアルバムであり、カントリー風の「レイ・ダウン・サリー」もヒットしたし、代表作と言ってもいい内容ではある。レイド・バックした雰囲気ながら、「ザ・コア」のようにスリリングな掛け合いを聴かせる曲もあり、名盤には違いない。バック・ポーカルのマーシー・レヴィも素晴らしい歌を聴かせる。

☆192位☆

How Dare You/10cc (1976)
びっくり電話~ハウ・デア・ユー/10cc
ジャケットからも察せられるように、10ccらしさ全開のアルバム。本当にやりたい事を好きなようにやってる、という感じ。「世界征服」「氷山」「電話を切らないで」あたりはゴドリー・クレーム組の真骨頂。スチュワート・グールドマン組は「アイム・マンディ」「芸術こそ我が命」などアバンギャルドでポップな曲で本領発揮。それらが違和感なくまとまっているのが、本作の素晴らしいところである。

☆191位☆

Threads/Sheryl Crow (2019)
スレッズ/シェリル・クロウ
1曲ごとに、シェリルが敬愛する先輩たちと共演したアルバム。スティービー・ニックス、キース・リチャーズ、ジョニー・キャッシュなど、錚々たる顔ぶれである。そこで展開されるアメリカンな世界がたまらない。スティービー・ニックスとの「プルーブ・ユー・ロング」、ジョー・ウォルシュとの「スティル・ザ・グッド・オールド・デイズ」が出色の出来。

☆190位☆

Restoration Reimagining The Songs Of Elton John And Bernie Taupin (2018)
(日本未発売)
カントリー系のアーティストによるエルトン・カバー集。参加ミュージシャンは、ウィリー・ネルソン、エミルー・ハリス、ドン・ヘンリーといったビッグ・ネームから、ケイシー・マクブライブス、マイリー・サイラスなどの若手、そして僕なんか名前も知らない人たちも含めて多士済々。どのパフォーマンスも全く違和感なし。エルトンの曲は誰がやってもハマる、懐の深さがある。

☆189位☆

Home For Christmas/Sheryl Crow (2008)
ホーム・フォー・クリスマス/シェリル・クロウ
クリスマス・アルバムとはいえ、アメリカ音楽のエッセンスを抽出して集めたような、まるでオリジナル・アルバムのような趣がある。ブルースやR&Bの香り濃厚な収録曲を聴いていると、山小屋で暖炉のそばでくつろいでる気分になる、そんなクリスマス・アルバムである。クリスマスは好きな人と過ごしたいの、などと言ってる連中には本作の深みは理解できまい。

☆188位☆

The Cosmos Rocks/Queen + Paul Rodgers (2008)
コスモス・ロックス/クイーン+ポール・ロジャース
このバンドは、フレディの代わりにポール・ロジャースが加入したのではない。ブライアンとロジャーがポール・ロジャースと組んだ新バンドなのである。彼ら唯一のアルバムで、決してクイーンではない事を証明した。ややロジャース色が強く、ブルースに根ざしたロックという印象だが、ブライアンとロジャーの個性も消えていない。ベテランの味が堪能出来る傑作。

☆187位☆

Greatest Hooks/Dr. Hook (2007)
(日本未発売)
ドクター・フックも、70年代後半にチャートを騒がせたヒット・メーカーである。現在では、あの頃の人気が嘘のように、知る人ぞ知るバンドになってて、リトル・リバー・バンドと境遇が似てるが、奇を衒うタイプではなく、良い曲をじっくり聴かせるバンドであり、派手ではないが優しく暖かいサウンドが特徴、というのもリトル・リバー・バンドみたい。もっと知られてもいいバンド。

☆186位☆

After The Flood : Live From The Grand Forks Prom, June28, 1997/Soul Asylum (2004)
アフター・ザ・フラッド/ソウル・アサイラム
洪水の被害に遭った高校でのライブ盤。元々、ライブには定評があるバンドだけに、非常にテンション高く充実した演奏が聴ける。オリジナルだけではなくカバーも多くて、その点も楽しい。マービン・ゲイの「セクシャル・ヒーリング」が素晴らしいが、「いつも心に太陽を」「ラインストーン・カウボーイ」といった選曲は意外過ぎて、並のバンドではない事を思い知る。

☆185位☆

A Bigger Bang/Rolling Stones (2005)
ビガー・バン/ローリング・ストーンズ
21世紀最初のオリジナル・アルバムは、ストーンズ本来のスタイルに戻った感じ。キャッチーなリフとメロディが印象的な曲で占められ、風格と若々しさの両方が感じ取れる。焼き直しには違いないが、それでもこれだけのクォリティの曲を書ける、という事実には感嘆しかない。「Rain Fall Down」「Streets Of Love」等々ストーンズの新たなスタンダードとなり得る佳曲ばかり。

☆184位☆

Harmonium/Vanessa Carlson (2004)
ハーモニウム/バネッサ・カールトン
2ndでのバネッサは、成功した1st以上にソング・ライティングに磨きをかけ、収録曲はどれも充実しており、「ホワイト・ハウセズ」「アニー」など、幅が広がった感もある。が、それ以上の聴き物はU2の「約束の地」のカバーである。あのイントロをピアノで再現する、という試みが実にプログレッシブだ。他の曲が霞んでしまうくらい強烈な印象を残す名演。

☆183位☆

Astronaut/Duran Duran (2004)
アストロノート/デュラン・デュラン
ほぼ20年の時を経て、オリジナル・メンバー5人が再集結してのアルバム。これがまた素晴らしい出来映えなのである。決してここまでの20年低迷していた訳ではないが、オリジナルの5人が揃うだけで、こんなに素晴らしいアルバムを作れる、という事に単純に感動してしまう。シングルになった「サンライズ」はじめ、どの曲も躍動感に溢れ、前を向いているのが凄い。

☆182位☆

C'mon, C'mon/Sheryl Crow (2002)
カモン・カモン/シェリル・クロウ
ひたすら良い曲を並べてきた、という印象。時流に乗ったアメリカン・ロックという雰囲気のサウンドも良い。スティービー・ニックス、ドン・ヘンリー、キッド・ロックといったゲストも多彩でありつつ筋の通った顔ぶれ。白眉はスティービーと共演したタイトル曲であろう。当時売れっ子だったジョン・シャンクスと組んだ曲もあり、そこいらの目配りはさすが。

☆181位☆

Brainwashed/George Harrison (2002)
ブレインウォッシュド/ジョージ・ハリスン
ジョージの遺作で、亡くなる3年程前に録音されていたらしいが、そんな事は微塵も感じさせない、明るくポジティブな印象のアルバムである。曲の出来も良い。音楽性という点で見ると、これまでのジョージの様々なスタイルの集大成という感じ。スワンプ風あり、AOR風あり、インド風の曲もあり、どれも充実していて飽きさせないアルバムである。

次回は、180位→161位です^^

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする