日々の覚書

MFCオーナーのブログ

未来・過去

2024年06月30日 23時03分56秒 | 音楽ネタ
我らが中日ドラゴンズだが、6月も終わろうという今、相変わらずBクラスのままどころか、6月30日現在、74試合消化して31勝37敗6分けでセ・リーグ最下位に沈んでいる。定位置という声もあるが(苦笑)首位カープとのゲーム差は7。今月の戦績は10勝12敗1分け。なんか、3連戦1勝2敗ペースの無限ループに陥ってしまいそうで怖い(笑) ま、セ・リーグの混戦状態がまだ続いているのも、逆に言えば、スワローズとドラゴンズの下位2チームが、意外と踏ん張ってるからでもあって、この状態で喰らいついていれば、オールスター明け頃にはチャンスがある、と思っているのだが、明るい材料も少ないし、ファンとしては勝っても負けてもイライラが続く梅雨となりそう。

今朝ネットニュースを見たら、「ドラゴンズ68年振りの屈辱」なんて書いてあるもんで、一体何が起こったのか、と思ったら、ここ最近なんとドラコンズは10試合連続で2点以内しか得点出来ておらず、10試合というのは68年振りなんだそうな。誰が調べるのだ一体(苦笑) ま、今年のドラゴンズの特徴は投高打低、有体に言ってしまえば貧打であるので、こういう記録は仕方ないかも(笑)

ま、この10試合、ドラゴンズの戦績は3勝6敗1分け、正に1勝2敗ペース(爆) 10試合のうち、1点差ゲームが3試合で、あとは2点差以上つけられて負けている(言い忘れたが、1点差ゲームの3試合は、いずれもドラゴンズの勝ち)。10試合の前の試合は、ドラゴンズ4得点で勝っている(やっぱり1点差だけど) とにかく点が取れないのが今年のドラゴンズ、ついでに言うと、今シーズン、ドラゴンズが5点以上取ったのはわずか7試合、戦績は5勝1敗1分け、と、やはり点さえ取ればピッチャーが抑えてくれる、というのを体現してます(笑) 

ちなみに、10試合続いた2得点以下だが、6月30日のベイスターズ戦に3-0で勝って、連敗と2得点以下の両方を止めた。もし、2得点以下が11試合になると、球団記録を達成してしまうところだった。ま、貧打なら貧打で仕方ないけど、貧打ならではの試合の進め方もあるはず。くどいようだが、こんな状態でも、まだ首位とはたった7ゲームである。くじげずに頑張って下さい。

という訳で、最近買ったCDから(唐突)




何回か書いているが、僕はデュラン・デュランも結構好きなんである。ニュー・ロマンティックの旗手として登場した頃から、メンバー・チェンジを経てファンキーなサウンドを標榜した時期、打ち込みメインのエレポップ風だった時期、そして21世紀に入ってからのオリジナル・メンバー再集結、と一応彼らのキャリアは一通り追いかけているのだ。その間、デュラン・デュランは解散はもちろんだが、長期にわたる活動休止やブランクもなく、割に安定した活動を続けてきた。これは凄い事である。正直申し上げると、デビューから40年以上過ぎても第一線で活躍し続けるバンドになる、なんてあの頃は全く想像もしてなかった。見た目以上に、デュラン・テュランには音楽の才能と実力そして時代を見る目が備わっていたのである。そう、これは単純に凄い事なのだ。デュラン・デュランって実は凄いのだ(なんか、とても失礼な事を言ってる気が...笑)

と言いつつも、僕がデュラン・デュランのアルバムで最後に聴いたのは2007年の『レッド・カーペット・マサカー~美しき深紅~』で、それ以降はずっと遠ざかってた。別に、デュラン・デュランに興味がなくなった訳ではないし、コンスタントに新作を出しているのも知ってたが、とにかく遠ざかってたのだ。何故だろうね(笑)

で、これも何故だが分からないが、久々にデュラン・デュランを聴いてみようと思って買ったのが、この『フューチャー・パスト』である。2021年発表。これがなかなか良い出来だ。デジタルなビートやファンキーな音作りは影を潜めているが、相変わらず曲は良いし、ミステリアスな雰囲気がたまらんし、サイモン・ル・ボンの声や歌い方も全く変わってなくて、とにかく往年のファンなら満足のいく出来栄えではなかろうか。やはりデュラン・デュランは凄いのである。



引退という噂もあったシェリル・クロウだが、こうして新作が出たのはめでたい。まだまだ本人はやる気満々なのだろう、と思いたい(笑) シェリルは僕と同い年の62歳、この21世紀においては62歳なんて、まだ引退する年なんかではないのだ(笑) まだまだ続けて下さい。

で、前作『スレッド』以来の新作な訳だが、相変わらずアメリカン・ロックの王道を行く音作りが聴ける。ロック調もフォーク調も全てシェリルそのもの、本当にこの人に"はずれ"はない、と思わせる内容だ。後半、シェリル一人の弾き語りが続くのはちょっと、というのはあるけどね(苦笑)

ただ、気になる事もあって、僕にしては珍しく、シェリルの新作を歌詞カード見ながら聴いていたのだが、なんかヘンだな、と感じるのがあった。2曲目の「Do It Again [Explicit]」というフォーク調の曲で、かつての売れっ子プロデューサー、ジョン・シャンクスとの共作なのだが、出だしの歌詞が、

Well I've read some Eckhart Tolle
And Deepak Chopra, too
They say when you go pointing fingers
You get three pointing back at you
<MFCオーナーによる翻訳>
エックハルト・トールも読んだし、ディーパック・チョプラも読んだ。
人に後ろ指を指すと、3本の指があなたを指しているものよ

ま、自分はやましい事はしていない、だから人に批判される筋合いもない、だから私に対してああだこうだ言わないで、と解釈できるような歌詞と思うが(かなり意訳だな)、問題なのは、著作を読んでるとして名前が挙げられている人たちのことだ。ぜひ調べてみて欲しいが、ちょっと危ない雰囲気がある(考え過ぎ?)。昔からシェリルは政治的メッセージを自作曲に込めたりする人ではあったが、政治的メッセージはある意味分かりやすいけど、そうでないもの(スビリチュアル系とか)はちょっとね(笑)。シェリルがヘンな方向に進まない事を祈る(笑)



去年あたりから、僕にとってはちょっとした"中森明菜リバイバル"だったりするのだが、この『La Alteracion』は1995年発表。デビューからずっとワーナーパイオニア所属だった明菜が、90年代に入ってから移籍したMCAビクターからの第2弾アルバムである。当時、レンタルして聴いてたのを思い出す。ほんと、よく聴いたなぁ。なんというか、久々に明菜らしいアルバムという感じがして、気に入ってよく聴いてたのである。

音の感じとしては、サーフ系からスパニッシュ的なものやシティポップ風もハードロック調もあり、それらが"中森明菜"というフィルターを通して提示されることで、アルバム全体が統一感のあるものに仕上がっている。とにかく、どの曲も"中森明菜"以外の何物でもない。最近知ったのだが、本作制作時、明菜は珍しく何も言わずにスタッフに任せていたという。自分が口出ししたり要望を伝えるのは止めて、作り手たちが考える"中森明菜"的なものというのはどんなものなのか、それを知りたかったから、らしい。その試みは成功していると思う。出来上がった作品が"中森明菜"でしかない作品になっているからだ。しかも、マンネリやワンパターンではない。この時点でのベストの"中森明菜"なのである。素晴らしい。

明菜本人はどう思ってるか知らんが、この『La Alteracion』は明菜の代表作と言ってもいいアルバムと思うし、ある種のターニングポイントになったアルバムとも言える。"中森明菜"は"中森明菜"なのである、それを世間に知らしめたというか。ちなみに、アルバム・タイトルはスペイン語で「変化」という意味だそうな。なんかよく分からんけど(笑)、中森明菜の『La Alteracion』が名盤であるのは間違いない。
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