先週、日本はシルバー・ウィークだった。
この時期をシルバー・ウィークと呼ぶのは、ゴールデン・ウィークに次ぐ大型連休だからだろう。今年も、シルバー・ウィークの始まりを9月18日の土曜日とするなら、3連休→2日仕事→1日休み→1日仕事→2連休、となっていて、正直なところ、仕事した気がしない^^; 思い切って9連休にしてしまった方が良かったのではないか(笑) 却って生産性が上がるような気がする(笑)
シルバー・ウィークという名のもうひとつの由来は、敬老の日を含んでいるからだろう^^; 白髪からの連想か、日本では、まだ働ける老人の事を“シルバー世代”なんて呼んだりする。海外では、“Silver”という単語をそういう意味では使わないようだ。そういえば、昔バイトしてファミレスでは、スプーン、フォーク等の銀製品を“シルバー”と呼んでいた(だから?)
と、ふと思いついたのだが、“Silver”を含む曲名って、どれくらいあるのだろう?
You Got The Silver/Rolling Stones
Silver Springs/Fleetwood Mac
Silver Threads And Golden Needles/Linda Ronstadt
Silver Blue & Gold/Bad Company
Man On The Silver Mountain/Blackmore's Rainbow
Long Twin Silver Line/Bob Seger & The Silver Bullet Band
Maxwell's Silver Hammer/The Beatles
Hi Ho Silver Lining/Jeff Beck
意外とないものである^^;
という訳で、最近買ったCDから。今回はシルバー世代御用達かも^^;
フリートウッド・マックの1980年の名作ライブ盤のデラックス・エディションである。当初、このデラックス・エディションはCD×3枚+LP×2枚+7inch×1枚という中味での発売とアナウンスされていて、欲しいのは山々だがアナログはいらないなぁ、CDのみバージョンも発売してくれないかな、と思っていたら出た。オリジナルのリマスター2枚にボーナスCDを加えた3枚組である。あれ?、という事はLPにはボーナス音源は付いてないという事か。このライブ、LPのみバージョンも発売れされているが、ボーナス音源がないのは、そっちを買った人にはちと残念かな。
という訳で、マック絶頂期のライブ盤なんである。悪かろうはずがない。発売当時、友人に録音して貰って、よく聴いたものだ。1979年から1980年にかけてのワールド・ツアーの音源によるライブ盤だが、日本公演の音源も収録されている、というので話題になった(「Monday Morning」1980/2/3 日本武道館)。当時のワールド・ツアーの日程も掲載されているが、なかなか凄いスケジュールだ。1979年10月~1980年9月のほぼ一年、途中1ヶ月程休みがあるものの、かなりハードな行程である。昔の人は凄かったなぁ(は?)
前述したが、今回はデラックス・エディションという事で、ボーナスCDが一枚追加されている。1977年から1982年の間のライブ・テイクが14曲(本編との曲のダブりは一切なし)プラス「Fireflies」ロング・バージョンの計15曲入り。堂々たる自信と勢いに満ちた本編と比べると、かなりレベルが落ちるテイクもあったりして(笑)、よくこれを公に発表したなぁ、なんて思ったりもするが、どういう訳か、スティービー・ニックス主導のテイクは素晴らしい出来映えで、さすがというか何というか。本編もだけど、結局スティービーが歌う時がライブのハイライトなのだ、と改めて思う。「Dreams」「Sara」「Rhiannon」といった定番曲はもちろんのこと、ボーナスCDに収められた「Gold Dust Woman」「Angel」なども、貫禄どころか神々しさすら感じる。正に天使降臨。聴いてるだけでもそうなんだから、実際に見ていたら、ほんと、ひれ伏してしまうだろう。一度生で見たかった(この先も可能性がない訳ではないが^^;)
いきなりユーライア・ヒープである。1972年発表。当時の邦題は『悪魔と魔法使い』。あの名盤『対自核』に続く通算4枚目のアルバム。実は初めて聴いたのだが、実に素晴らしい。こちらも名盤だ。
この頃のヒープって、よくメンバーが変わっていた印象があるが、本作は、デビッド・バイロン(Vo)、ケン・ヘンズレー(Key)、ミック・ボックス(G)、ゲイリー・セイン(Bs)、リー・カースレイク(Ds)という布陣で制作されており、このメンバーが黄金期のメンバーなのだそうな。この中でミック・ボックス以外は故人、という事実に時の流れの非情さを感じる(もっとも、デビッド・バイロンとゲイリー・セインは若くして亡くなっているのだが)。そういえば、ジョン・ウェットンがメンバーだった時期もあった(この人も故人だ...)。
と、やや脱線しかけたところで、『悪魔と魔法使い』である。ヒープはハード・ロック・バンドとして認識されており、例のレコード・コレクターズの「70年代のハード&ヘヴィ」にも、この『悪魔と魔法使い』は81位にランクされている。が、単純にハード・ロックではない。『対自核』は歪むオルガンを中心としたハード・ロックという雰囲気だが、『悪魔と魔法使い』はそれだけに止まらない。アコギで始まる冒頭の「The Wizard」をはじめ、どの曲も凝ったアレンジとドラマチックな曲展開そして華麗なコーラスで隙なく構築されている。プログレ風だけどプログレとは違う、どこかで見たけど、正にシンフォニックでブリティッシュなハード・ロックだ。実に素晴らしい。もっと早く聴いてれば良かった(苦笑)
同じブリティッシュ・ロックでも、ツェッペリンやパープルあたりに比べると、ヒープの印象は地味かもしれない。かつては日本でも結構人気あったと思うのだが。僕が中学生の頃、毎週聴いてたよこエフ(FMヨコハマではない。笑)のリクエスト番組でも、ヒープは時々かかってた。「対自核」はもちろん「七月の朝」とか、その頃から知ってたし(笑) スター・プレイヤーがいなかったせいだろうか。しかし、そういうバンドでも、これだけ素晴らしい作品を残しているのだ。本当に70年代ロックは奥が深い(また言ってる)
ヒープはその後も、メンバー変遷を経ながら、ミック・ボックスを中心に活動を続けて、現在に至っている。2018年には新作も出したそうな。ほんと、頭が下がる思いだ。マックもそうだけど、才能あるベテランには、まだまだ頑張って貰いたい。シルバー世代、頑張れ^^
先週、日本はシルバー・ウィークだった。そして、9月もそろそろ終わる。
>ころっと忘れてました
アバあたりに気を取られてましたね(なんのこっちゃ)
>いまいちだったテイクがどんなんだか興味深いですね。
なんというか、ちょっと歌がヘロヘロだったり、コーラスがはずれてたり、とかありましたね。でも、さすがはマックなので、そんなにひどいレベルではありません。ご安心を(笑)
いやぁ、でも、このライブはほんと名盤ですね。マックも今でも頑張ってると書きましたが、ヒープと違い、皆さんお元気なので、もしかすると生で見れるかもしれない、と密かに楽しみにしています。アバも復活するご時勢ですし(笑)
あ、りんじぃも来てた(^.^)
先日観てきたオアシスの映画が凄く良かったんでオーナーさんは観たかな?是非語り合おうと(爆)覗きに来たらマックやヒープを取り上げてるし。( ̄m ̄〃)
ヒープはウェットン時のReturn To Fantasyがマストに好きです、昔も今も。確かに殆ど亡くなってるんで流石に来日しても見に行く気力はなかったですね(涙)
シルバーリスト(爆)ではレインボーがダントツで、次はやっぱマックかなぁ~好きなの
ジェフ・ベックのは全然哀メロでないから好きじゃない(爆)
と、100年ぶりに現れてどうでもいいこと語って去っていくジャスミンです。( ̄m ̄〃)
久々のコメントありがとうございます。
お元気そうで何よりです^^
>先日観てきたオアシスの映画が凄く良かったんで
映画の事はなんとなく聞いてますが、見てないです。近頃、シルバー世代の間でオアシス人気ですな(笑)
>マックやヒープを取り上げてるし
相変わらず古いのはがり聴いてます^^; かつて、あまり聴いてなかったアーティストの良さに、今気づく事が多いです。
>100年ぶりに現れてどうでもいいこと語って去っていくジャスミンです
そんな事おっしゃらず、どうかまたお越し下さいm(_ _)m