どうでもいいと言えば、どうでもいい話だけど、公明党の幹事長やってる北側一雄という人、本名なのだろうか? 父親も政治家で、同じ苗字なので、やはり本名なんだろうな。なんか、名前だけでその政治的スタンスが分かってしまうような感じ(笑)。言っちゃなんだが、あまり日本の為に働きそうもない名前だ。プロフィール等を見て、余計そう思った。
と、いきなり関係ないネタで始めてしまったが(笑)、先日ここでも告知した「プログレ普及会第二回総決起集会」が、去る3月14日に、京都は丸太町の陰陽で開催された。その時も書いた通り、今回のお題はリック・ライト追悼という事でピンク・フロイド、目玉は『狂気』全曲演奏である。
という訳で、恒例のセットリストである。
In The Flesh-イン・ザ・フレッシュ
Speak To Me~Breathe In The Air-スピーク・トゥー・ミー~生命の息吹き
On The Run-走り回って
Time-タイム
The Great Gig In The Sky-虚空のスキャット
Summer '68-サマー’68
Shine On You Crazy Diamond-クレイジー・ダイアモンド
Wish You Were Here-あなたがここにいてほしい
Money-マネー
Us And Them-アス・アンド・ゼム
Any Colour You Like-望みの色を
Brain Damage-狂人は心に
Eclipse-狂気日食
See Emily Play-エミリーはプレイガール
Comfortably Numb-コンフォタブリー・ナム
Pigs(Three Different Ones)-ピッグ(3種類のタイプ)
Rhayader~Rhayader Goes To Town-醜い画家ラヤダー~ラヤダー街へ行く
やっぱり、プログレつーかフロイドは邦題抜きでは語れない(笑)。このセットリストを見て、洋楽しりとりを思い出した人も多かろうね(爆)
そういえば、「Shine On You Crazy Diamond」の邦題は、当初「狂ったダイアモンド」だった。いつの間にか「クレイジー・ダイアモンド」になっていたが、「21世紀の精神異常者」という邦題が使われなくなったのと、同様の理由によるものなのだろうか? でも『狂気』はOKなんだよな。
と、話が逸れたが(笑)、『狂気』完全再現(?)なかなかのものだったのでは、と思う。演奏でカバー出来ない部分は、ちゃんとSEも使ったし。「スピーク・トゥー・ミー」とか「タイム」や「マネー」の冒頭とか。オープニングの「スピーク・トゥー・ミー」から「生命の息吹き」への流れは鳥肌もんでしたよ^^ 「走り回って」はシンセのシーケンスとSEで再現。よたろう皇帝殿、ご苦労さまです^^ 「タイム」の冒頭の目覚まし時計のSEに続く長いイントロは、最初レコードと同じシーケンスを流す事になってたけど、実際にはそれに演奏を合わせるのは難しいので、本番ではドラムのカウントで始めるようにしたけど、ライブ感を高める結果となって、かえって良かったと思う。さめさん、ナイスアイデアでした^^ そして、いわば『狂気』のハイライトとも言える「虚空のスキャット」、誰がスキャットやるの?と興味津々の人もいたけど(笑)、担当したのはBrendaさん。スキャットというより絶叫みたいな歌だけど、お見事でした^^
『狂気』A面が終わると、その他のフロイドの曲が続く。「クレイジー・ダイアモンド」として演奏されたのは、『炎』のA面のパートです、念のため(笑)。この曲でリードギターを弾いたのはKeithさんだったけど、これまたお見事でした^^ 自他共に認めるストーンズ・フリークのKeithさんだが、実はフロイドもお好きなんだそうな。
そしていよいよセションは『狂気』B面へ。ついに僕の出番である(笑)。「マネー」の7拍子は、かなり適当に誤魔化してしまってすいません(爆)。それに続く4曲は、技術レベル云々より、とにかく演奏しているうちに、雰囲気に同化してしまうような感覚が、実に心地良かった。ただ、この4曲は流れを断ち切らないようにと、レコードと同じく続けて演奏されたのだが、やっぱり違う曲を繋げてる訳で、曲が変わるとテンポも変わるので、やりにくいと言えばやりにくかった。メドレーって構成じゃないしね。「狂人は心に」から「狂気日食」に移る時が、一番神経遣ったかな。今回やってみて気づいたけど、「狂気日食」って3拍子だもんね(笑)
感動のうちに『狂気』が終わると、再びフロイドの曲が続く。「ピッグ」を生で聴くのは初めて。そしてラスト、セットリストを見て「フロイド・セッションのはずなのに、何故ここにキャメルが?」と思われた人も多いと思うが、最後に一曲キャメルの曲が演奏されたのである。「プログレ普及会」の企画が持ち上がった時から、キャメルは演奏候補に挙がっていたが、ついに実現した訳だ。
この「醜い画家ラヤダー」と「ラヤダー街へ行く」は、僕がドラムを叩いたのだが、実は知らない曲だった。本番の前週のリハの時も、構成(というかフレーズ)を完全に忘れてしまい、パニックに陥ったりしてたくらい(恥)。しかし、実は『狂気』以上に楽しみにしていたのが、この曲のセッションだったのも事実。なんというか、聴いてたら結構気に入ってしまったのだね(笑)。特に「醜い画家ラヤダー」は、フルートによるエキゾチックなメロディがたまらない。30年近く前、リー・オスカーの「約束の地」という曲が、アパレルか何かのテレビCMに使われた事があったが、それにも通じるイメージがある。「ラヤダー街へ行く」も実にカッコいい曲だ。アルバム『スノー・グース(白雁)』も買ってしまいました(笑)。オールインストとは知らなかったけど^^;
いやはや、キャメルっていいっすねぇ。今さらだけど(爆)。同じプログレといっても、抒情派に分類されるタイプのようだけど、確かにテクニックや構成より、流麗なメロディと、それを滑らかに奏でるギターやキーボードが印象的なバンドだ。でも、結構難しい事もやってる。フュージョン的要素も取り込んだりしてるし、なかなか侮れないバンドだ。派手さに欠けるというか、ハッタリをきかせてる風ではないので、イエスやクリムゾン、ジェネシスといったバンドに比べると、インバクトが弱いのだろう。しかしどうして、聴けば聴くほど深いバンドである。
と、フロイド・セッションなのに、キャメルの話で締めるのもどうかと思うけど(笑)、演奏してる方も聴いてる方も、なかなかに楽しんだセッションではなかっただろうか。第一回総決起集会の時と比べると、参加者が少なかったのが残念だが、お題がフロイドだし、仕方ない所か(意味不明)。
ま、とにかく、主催のよたろう皇帝殿、、そして参加した皆さん、観戦して下さった皆さん、お疲れさまでした&ありがとうございました。第三回はいつかな?(笑)
余談だが、会場となった陰陽の女子従業員が、あまり感じ良くなくて、なんじゃこいつ、なんて思って見てたのだが、翌日忘れ物を取りに陰陽へ行った忍者さんによると、その時はニコニコとして実に愛想良かったらしい。プログレ普及会の日は、ただ単に機嫌悪かっただけなのか? それとも、愛想悪くさせる要因がプログレ普及会にあったのか? ま、どうでもいいけど(笑)
>CAMELをやるってんで、我がことのように嬉しかったなぁ~
ジャスミンさんもキャメルお好きだ、というのは有名ですもんね^^
>その時伺ってた曲は今回のラヤダーではありませんでしたが
最初の候補はエコーズとスーパーツイスターでしたね、確か。
>更に嬉しいのがオーナーさんがCAMELにハマりつつあるということ
へへへ。実は、以前に『ミラージュ』を聴いて、かなり気に入ってたのです。今回、ラヤダーのおかげで、火が着いた感じですかね(笑)
>なんにしてもアンディーの回復に期待したいものです
ロックミュージシャンも、年齢や病気には勝てない、というのが悲しいです。
♪マットさん
>高校生のときキャメルの2枚組ライブを借りたら、1枚が「スノーグース」全曲演奏でした。CD化されているのかなぁ?
CD化されてますね。次は、これ狙ってます^^
>「スノーグース」の原作本、短編ですが、なかなか良いので是非読んでみてください
そうですか。アマゾンでもキャメルの関連商品としてお薦めされてるので(笑)、機会を見つけて読んでみますか。
>狂気、大好きなアルバムです
僕も、無人島へ持って行く10枚、の中に入るアルバムと思います。
「スノーグース」の原作本、短編ですが、なかなか良いので是非読んでみてください。作者が「ポセイドンアドベンチャー」の作者であるポール・ギャリコなのがちょっと意外です。
狂気、大好きなアルバムです。
更に嬉しいのがオーナーさんがCAMELにハマりつつあるということ。( ̄ー ̄)
どのアルバムにしてもCAMEL特有の世界観があり、Jはむしろ中期以降も聴いて欲しいですねー
なんにしてもアンディーの回復に期待したいものです。コリンもソロ活動しながら彼の復活を待っているようですし・・・
>キャメルは復活作「ダスト&ドリームス」を知ってファンになりました
↑にも書いてますが、キャメルファンの友人がいて、復活した時は狂喜してた記憶が(笑)
>でも一番好きなのは「ヌード」。もぅ最初から最後まで全部好きだなぁ…。
このアルバムの事は、昔から知ってましたけど、調べてみたら1981年と、比較的新しいんですね。僕としては、ピーター・バーデンズ在籍時の方がいいのかな、と(聴いてないのに何ですが^^;)
お疲れさまでした。『狂気』全曲演奏、大成功でしたね。
>これであなたも「キャメル派」ですね
いやいや、そうかもしれないですね。昨日買ってきた『ムーンマッドネス』も素晴らしい内容ですね。完全にフェイバリットの仲間入りですわ(笑)
>そういう不当評価にもめげず、しかし声を荒げて反論することもなく、心優しき「キャメル派」は数十年にわたる長い期間を耐え忍んできたのです
キャメルのファンって、昔から周囲にもいたので、そんなに低評価とは思いませんでしたけど、他の重厚長大なプログレバンドと比較すると、おとなしめの音楽性かもしれませんね。
>いずれも非常に良質のメロディーと繊細な演奏が聴けますので、それぞれお勧めですよ。
今の所聴いたのは、『ミラージュ』『スノー・グース』『ムーンマッドネス』『ブレスレス』ですが、次は『レイン・ダンス』ですかね? ジャズ寄りの音楽性にシフトしてるような事が、『ムーンマッドネス』のライナーに書いてありました。あと、ライブ盤も興味ありです。
フロイドのコピーって、想像以上に楽しかったですね。
雰囲気勝負のバンドだから、いろいろ凝りようがあって、再現のしがいがありました。
それから、キャメルを気に入っていただいて、ありがとうございます。
これであなたも「キャメル派」ですね(^^;
ややファンタジーよりのコンセプトと、素朴ながら美しいメロディーのおかげで、コアなプログレマニアからは「女子供の聴くロック」と小ばかにされ、ハードロッカーからは「あんな軟弱なもの」と罵られ、普通のリスナーからは「歌入ってないからわからん」と敬遠され、ロック評論家スジからは「ロック界のレーモン・ルフェーブル」と揶揄され、それぞれのポジションから貶められてきたキャメルですが、そういう不当評価にもめげず、しかし声を荒げて反論することもなく、心優しき「キャメル派」は数十年にわたる長い期間を耐え忍んできたのです。
最近は、ロックのジャンルが細分化されることによって「叙情派プログレ」というポジションを獲得できて、それなりの評価を得られるようになってきましたが。
90年以降はギタリストのアンドリュー・ラティマーのソロプロジェクトと化しており、それはそれでラティマーのギターが好きな者にとってはOKなのですが、やはり70年代のピーター・バーデンス(キーボード)とラティマーの双頭体制のころがバンドとしてのパワーが一番感じられて評価は高いですね。
ただ、最近ラティマーがガンを患っているとの情報があり、心配されるところではあります。
1stから84年の「ステーショナリー・トラベラー」までは、それぞれ作品ごとに持ち味があって、好き嫌いのわかれるところではありますが、いずれも非常に良質のメロディーと繊細な演奏が聴けますので、それぞれお勧めですよ。
長文失礼しました。
>なぜかキャメルは聴いてました
それはそれは^^ 是非、次回のプログレ普及会で、キャメル・バンドに参加して下さいませ m(_ _)m
>また聴きたくなってきました
何をお持ちなんでしょう? 実は今日、『ムーンマッドネス』を買ってしまいました^^;
レコードしかないので聴けないけど・・・
また聴きたくなってきました。
お疲れさまでした。ほんと、「虚空のスキャット」素晴らしかったです。惚れ直しました(笑)
>Pink Floydは適当に聴くと退屈なんだけど、その世界にどっぷり浸かると何ともいえない心地良さがありますね
中学の頃は、唯一好きだったプログレバンドでした。なんかこう、分かりやすいものがありますよね。一時期は、プログレつーか前衛って感じでしたけど。
>今回1曲だけでしたが、本当にキレイな曲でウットリ聴き入ってしまいました
いやいや、あれはホントに良い曲です。
>Lady FantasyやEchoesをぜひ
個人的にはFreefall希望です(笑)
>もちろん、帰ってくるよね?(笑)
そういう事であれば、是非前向きに検討したいと(政治家かよ)
Pink Floydは適当に聴くと退屈なんだけど、その世界にどっぷり浸かると何ともいえない心地良さがありますね。
Camelは仰るように第一回目から候補に挙がりながら実現しなかったのでした。
今回1曲だけでしたが、本当にキレイな曲でウットリ聴き入ってしまいました。
次回はCAMELバンドを編成して頂いて、
Lady FantasyやEchoesをぜひ!
もちろん、帰ってくるよね?(笑)
お疲れさまでした。クイーンに続いて新境地ですな^^
>女子店員さんの機嫌が悪かった一因は、私のドリンク持ち込みです
持ち込みというか、店に着いた時にドリンクを持っていた、という程度ですよね? 一応、音合わせ等もあって15時半には店に入ったけど、実際にドリンクの販売は17時過ぎまでありませんでした。それまでの間に、持参したドリンクを飲むのが悪いとは思えませんが。
ただ、店員が「ドリンクオーダーして下さい」と言うのに対して、「持ってきましたからいいです」というやりとりがあったのなら、それはNGですが(笑)
>ボーグに同化されたようだった・・・
この部分はよく分かりませんが(笑)、心地良かったのは確かです。
まじ、注意されました。
あの曲にはまっていく感じ、ボーグに同化されたようだった・・・