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MFCオーナーのブログ

プログレッシブ・メタルとか

2024年12月02日 23時15分19秒 | 本と雑誌


レコード・コレクターズ(以下レココレ)最新号の特集は「プログレッシブ・メタル」である。よく分からんけど、確かに90年代あたりから、プログレ的なメタル系バンドというのが色々と登場していたような気はしてた。僕自身の感覚では、この動きはドリーム・シアターあたりが元祖かな、と思ってたけど、レココレに依ると、キング・クリムゾンの『ブルーム』に端を発するという説も有力らしい。どちらにしても、よく分からんが(笑)

メタルという音楽は、意外と細かくジャンル分けされていてスタイルも様々、他ジャンルとの融和性も高いようだ。今回のテーマのように、プログレと接近してみたり、パンクの要素を取り込んだりもしてる。未確認だけど、カントリー・メタルとかファンク・メタルなんてのも、きっと存在するのだろう。何故、メタルは他ジャンルと融合しても違和感ないのか? 最近、妻が買ったメタル・クリスマス的なオムニバスCDを聴いたが、結構面白かった(笑) メタルって結構深いかも(笑)

今回のレココレのプログレッシブ・メタル特集は、いつものパターンで、ライター諸氏が選んだリストを編集部でまとめたもので、プログレ・メタルのアルバムが121枚(!)セレクトされている。70年代から2010年代まで幅広いが、70年代は知ってる(聴いてる)の多いけど、80年代は名前は知ってるけど未聴というのが大半、90年代以降は名前を知ってれば上出来、って感じ。まぁ、予想通りかな(爆)

前述したが、僕の感覚ではプログレ・メタルと言えばドリーム・シアターである。と言っても、聴いた事あるのは『イメージス・アンド・ワーズ』とライブ音源くらいなのだが、その『イメージス・アンド・ワーズ』はレココレでは6番目に紹介されている。やはり、プログレ・メタルの括りでは重要作なのだろう。70年代の作品で見ると、クリムゾンの『レッド』、ラッシュの『西暦2112』、が上位にきていて、ユーライア・ヒープの『対自核』、イエスの『こわれもの』、クイーンの『クイーンⅡ』なんてとこもセレクトされてたりする。その他、クリムゾン『宮殿』ブラック・サバス『血まみれの安息日』ELP『恐怖の頭脳改革』カンサス『永遠の序曲』レインボー『虹を翔ける覇者』といったところもリストアップされており、ここまで見てると、プログレ・メタルの何たるか、が少し理解できた気がする(笑)

80年代になると、アイアン・メイデン、クイーズライチ、フェイツ・ウォーニング、クリムゾン・グローリー、といったバンドがセレクトされているが、ほとんど名前しか分からない(苦笑) 90年代以降は、ドリーム・シアターはともかく、トゥール、マゼランはかろうじて名前だけは知ってた程度で、他はちんぷんかんぷん(爆)

そんなプログレ・メタルなんであるが、レココレのレビューを見てると、多少の差こそあれ、ドラマティックな展開や組曲的で複雑な構成が特徴の、変拍子等も多用したテクニカルでシアトリカルな音楽なのであろう、というのは想像がつく。プログレで言うなら構築系であり、メタルでもデスとかスラッシュとかではない、もっとシンフォニックなタイプなんだろうね。知らんけど(笑) 当然、歌詞の内容にしたって、「僕には君しかいないんだ」とか「信じるんだ、夢は必ず叶うのだと」とか「あー金が欲しいなー、金さえあれば女だって」なんてものであるはずがなく、ファンタジーや文学や歴史を素材にしたアカデミックなものであるのに違いない。プログレッシブ・メタル恐るべし。

そんな訳で、勉強にはなったけど、ほとんどちんぷんかんぷんだった(笑)レココレのプログレッシブ・メタル特集なのだが、他の特集はというと、ソロキャリアを総括した編集盤が出るブライアン・フェリーのインタビュー、U2の過去作のアニバーサリー・エディション、再結成したオアシスのアナログ・シングル・ボックス、クイーンの1stのリミックス・エディション、桃井かおりのアルバム再発等々で、そっちの方はなかなか読み応えがあった。特に、ファンとして気になるのはクイーンである。

一部では話題だが(たぶん)、クイーンの1st『戦慄の王女』のリミックス盤に、デモ音源、ライブ音源などをプラスした『クイーンⅠ』のコレクターズ・エディションが出た。CD6枚+LPの豪華版である。これのレビューがレココレに載っている訳で、ま、内容はユニバーサルのサイトとかで知ってたけど、じっくり読んでみるとやっぱり凄い中味ではある。ファンを自認するのであれば、つい手が出そうになるのは仕方ないところで、もちろん僕も興味は持っていたのだが、さすがにコレクターズ・エディションは手が出ないので、リミックス盤とレコーディング時のデモ音源をセットにしたCD2枚組のデラックス・エディションを買おうかと思っていた。どうせ2枚組にするのなら、リミックスはともかく、デモ音源より初期ライブ音源とセットにしてくれればいいのに、なんて思ったけど(笑)

このリミックス盤、1stが出た際、レコーディングされていながら外された「マッド・ザ・スワイン」をラインナップに戻し、本来クイーン自身が構想していた通りの内容にした、というのが目玉で、それはそれで面白いけど、よくよく考えてみると、増えるのは一曲だけだし、当時1stに収録されなかった未発表音源がアルバム1枚分あって、本当は『戦慄の王女』は2枚組で世に出るはずだったのだ、という事であるのなら、一も二もなく飛びついてしまうだろうけど、一曲だけだし、しかも知ってる曲だし、なんて思い始めたら、なんとなく興味が失せてしまった(笑) 元々、過去のアルバムのリミックスというのには、あまり興味ないタイプだし(笑)

そんな訳で、『戦慄の王女』ならぬ『クイーンⅠ』、たぶん買わない....かも。悩んでます(笑)

クイーンと言えば、ここ数年、例のアライブ・ザ・ライブのシリーズをはじめ、有象無象のライブ音源が、聞いた事もないレーベルから発売されていて、中には1976年の武道館とか1985年の武道館とか、興味深いライブ音源もあって、1985年の武道館なんて、自分もその場にいたので是非欲しい手元に置いておきたい、という気持ちを抑えきれないのだが、でも本当に買っていいのか、要するにブートではないのか、という不安もある。やけに高いし(爆) アマゾンでは扱ってないのもあるし(爆) 他にも、1976年のハイドパークのライブなんてのが、知らんレーベルから発売されてるのを見かけた。本物なら絶対に欲しい。ユニバーサルからじゃなくても、せめてライノとかからのリリースであれば、安心して買うんだけど(笑)

ほんと、情報の取捨選択というのは難しい。疑ってばかりだと、本当に良い物を逃してしまう事もあり得るし。困ったもんだ(意味不明)

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3 コメント

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Unknown (名無しのメタラー)
2024-12-03 00:32:08
(笑)を多用する文章が非常にイラつきます。
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Unknown (ひき肉)
2024-12-03 05:06:07
この駄文をもし面白いと思っているのなら相当認知が低下していると思われるので病院で診察して貰った方がいい。
返信する
Unknown (MFCオーナー)
2024-12-03 23:16:55
♪名無しのメタラーさん

コメントありがとうございます。
見透かされてしまったようですが、よく知らないけど、これについて書いてみたい、なんて場合、ツッコまれたり反論されたりすると、何も言えないので、ごまかすというかはぐらかすような感じで(笑)を使う事は多いです。確かに、あまり良くはありませんね。

♪ひき肉さん

コメントありがとうございます。
確かに、駄文と言えば駄文で、本人も自覚してますが、駄文を書くつもりで書いているのではなく、常に名文を書こうとしてはいるのです。空回りする事は多いですが。
今後も、懲りずに名文家を目指します。こう言ってる時点で認知症ですかね。
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