日々の覚書

MFCオーナーのブログ

ラスト・ショー

2007年05月11日 12時59分45秒 | モバイル投稿

ラスト・ショー

郊外の大型シネコンやレンタルビデオに押され、古くからの映画館が次々に閉館している、とは聞いているが、ここでも61年も続いてきた老舗の映画館が閉館するようだ。時代の流れとはいえ、なんか淋しいな。

しかし、このさよならフェスティバルのプログラムが凄い。往年の名作ばかりである。一本あたり一日しか上映しないなんて、実にもったいない。

昔は(といっても30年くらい前の話だけど...笑)古い映画ばかり、それも低料金で上映する映画館が結構あったと思う。映画はレンタルしてきて家で見るのが当たり前の現在では、全く無用の存在だ。ま、家で見るのは気楽でいいが、やはり映画は映画館で見たい。

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More Of That JAZZ

2007年05月09日 23時22分27秒 | 音楽ネタ

Glennmiller

先日、当ブログに「ジャズ・ボーカルの人は、何故曲紹介の時に、題名だけでなく歌詞の内容まで説明するのか」という疑問を書いたが、Brendaさんのブログでも同じ質問をした所、彼女なりの明快な回答を頂いた。この時、ついでにもう一つの疑問、「最初はロックや歌謡曲でも、次第にジャズを志向するボーカリスト(特に女性)が多いのは何故か」というのも、同時にぶつけてみたのだが、同じようにBrendaさんは明快に回答してくれた。つくづく聡明な人である。

誤解と偏見を恐れずに言うと、ロックが“ひらめき”“勢い”“初期衝動”といったキーワードで括られてしまうのに対して、ジャズは“技術”“理論”なとで語られる音楽である。故に、演奏テクニックでも音楽理論でも、ジャズはロックより上、と見なされる訳で、故にロックを志向した人も、ある程度のレベルに達すると、さらに上を目指してジャズを志向するようになるのである。また、当初から“若者の音楽”として登場したロックと違い、ジャズは“大人の音楽”である。つまり、ジャズとは“インテリジェンス溢れる大人の音楽”なのだ。世間一般のジャズに対するイメージも、こんな所だろう。

なので、ロックの人がジャズを志向するようになる背景には、少なからず“コンプレックス”がある。実際の所、僕にも同じような経験があるので、これは頭から否定は出来ない。

もちろん、ロックが一言で説明し切れないように、ジャズだって多種多様である。が、前述した“インテリジェンス溢れる大人の音楽”であるジャズとして、世間がイメージするのは、ピアノ・トリオ或いはそれをバックにしたボーカル、であろうと思われる。ピアノやボーカルの代わりにサックスでもいい。ロックといえば、すぐストーンズやツェッペリンを連想する人が多いのと似たようなものだ。

もちろん、僕も今までに多少はジャズに関わってきた。あまり詳しくはないが^^;

前にも書いたけど、小学生の頃、家にあるLPレコードを端から聴いてみて、当時一番気に入ったのが、グレン・ミラーだった。正確に言うと、「レイ・マッキンレー指揮のグレン・ミラー楽団」のレコードである。クレジットによると、そのLPが録音されたのは1958年頃で、グレン・ミラーは既に亡くなっていたが、そのサウンドを後世に伝えるべく「グレン・ミラー楽団」名義のレコードは作られ、コンサートも行なわれていた。で、そのうちの一枚が我が家にあった訳で、『グレン・ミラー・イン・ウルトラ・ハイ・ファイ』とかいうタイトルのLPを、僕は毎日のように聴いていた。ビートルズもストーンズもクイーンも知らない頃だ。この当時の僕にとって、ジャズとはグレン・ミラーであり、つまり“スイング”だったのである。

その後、ほとんど映画のサウンドトラックを通じてだけど、マイルス・デイビスやらハービー・ハンコックやらといった人たちを知る。が、ロックを聴くようになったせいか、ジャズ自体にはそれ以上興味を持つ事もなく、僕の中では相変わらず“ジャズ=スイング”のままだった。

高校では吹奏楽部にいたという話もしたと思うが(笑)、うちの高校のブラスパンドは、“スイングのビッグバンド”という顔も持っていた。フツーの吹奏楽部でやるような曲の他に、トランペット、トロンボーン、サックス、ドラム、ベースといった編成でスイングも演奏していたのだ。といっても、それは僕が入学する数年前までの話。スイングをやらなくなったのは、スイングを志向する部員が年々減っていった事もあるが、スイングを演奏出来る技量或いはセンスのある人がいなくなってしまった、というのが最大の理由だったらしい。僕自身としてはスイングやりたかったし、先輩や仲間に働きかけてスイングを復活させようとしたが、結局実現しなかった。「(スイングが)好きでない」というより「出来ない」という者の方が多かったのだ。やっぱり、ジャズって簡単に出来る音楽ではないのだ、と僕はその時感じた。

そうこうしてるうちに、フュージョン・ブームが到来し、僕も一時期かなり染まっていた。スイングをやりたい、というのと関連して、ジャズ的なプレイをマスターしようと、自分なりに練習に励んでいたのである。ま、あの頃のフュージョンをジャズと言っていいのかどうかは、意見が分かれる所だろうが、僕も周囲の人間も、“フュージョンはジャズから派生した音楽”と思っていた。それは決して間違いではない、と思う。ただ、“フュージョン=ジャズ”ではない。ジャズの要素はあるが、その上にファンクやラテンはたまたロックの要素を乗せてしまったからこそ“フュージョン(融解)”と呼ばれたのだし。最初の頃、フュージョンにはジャズ系の人が多かったので、“フュージョン”と“ジャズ”を一緒くたに捉えてしまったのだろうと思われる。

そういえば、あの当時、つまり1970年代後半から80年代にかけて、フュージョンも含むジャズは、日本でかなり人気があった。『ライブ・アンダー・ザ・スカイ』に代表されるジャズ・フェスティバルが、日本で毎年開催されてた記憶がある。ジャコ・パストリアスが人気だったなんて、今では信じられない(笑) 僕はウェザー・リポートも好きだったけど、トップ・ジャズメンが集合するVSOPに興味を持って、フェスティバルの中継をテレビで見ていた。高度な技の応酬が実にスリリングに感じられたからだ。

今思うと、この頃、つまり20代の初め頃までが、僕が一番ジャズにも目配りしていた時期だった。その後、徐々に興味を失っていく。なぜか。要するに飽きたのだ。スイングは心地よいけど、今イチ刺激に欠ける。フュージョンは次第に、オシャレなBGMみたいになっていった。高度な技はあるけど、要するにアドリブ合戦してるだけで、それ以上の展開がないVSOPもつまらなく思えてきた。ピアノ・トリオやボーカル物は、元々好きではなかった。

という訳で、そのまま四半世紀(笑)、ほとんどジャズに興味を持つ事もなく過ごしてきた。全く聴かなかった、というのではないが、進んでCDを買ったりとかはしてない。ジャズっぽい感覚を取り入れたロックやポップスというのは、たくさん聴いたけど。ま、嫌いじゃないが、メインじゃない、という事か。昔から、一定のジャンルに限定されてしまうのは好きじゃないしね。正直言うと、「あなたロックの人てすか」と言われるのも、好きじゃない(笑)

好きならジャズでもロックでもいいではないか、と思うのだ。聴く音楽或いはプレイする音楽を、ひとつのジャンルに閉じ込めてしまうなんて無意味だ。音楽はジャンルじゃないよ。コンプレックスは捨てよう(誰に言ってんだ?)

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Look! Listen!

2007年05月06日 22時50分46秒 | 与太話

9連休も最終日となってしまった(涙)今日、とある工事現場で訳分からん看板を見かけた。

200705061335000

絵はともかくとして、書いてある文章が意味分からない。拡大してみると、

200705061338000

読めるかな? 読みづらいという人もおられると思うので、一応書いておくと、

ミスターには、1歳のプリンセスがいました。
「魅了1。」 プリンセスは少量法律助言者が非常に好きで、
歌を作曲して研究して、そしていつでもコラボレーション
少量法律助言者はプリンセスの期待に沿うことにおいて、半狂乱でもあります

全くもって意味不明である。少量法律助言者って何?

このミョーな日本語は、看板の上に書いてある英文を直訳したものらしい。「魅了1」は「Charm One」である。よく分からん(笑)

ミョーな看板はこれだけではなく、100mくらいの壁に、「一寸法師」の物語と共に、何枚も飾られている。もちろん、内容はそれぞれ違う。「一寸法師」の方は、非常に分かりやすいが、こちらの英文及び和訳付の看板は、ほんと意味不明だ。当局に抗議する人はいないのか。

ところで、話は変わるが、最近ようやくYouTubeが解禁となった(あまり突っ込まないで欲しい)。で、あれこれ検索してみたら見つけてしまった。知る人ぞ知る、80年代前半に活動したロックバンド、フランキー&ザ・ノックアウツの映像である。

Without You / Franke & The Knockouts
Keep On Fighting / Franke & The Knockouts

どちらも、彼らの2ndアルバム『Below The Belt』からの曲で、「Without You」はビルボードのシングル・チャートで23位まで上った、立派なスマッシュ・ヒットである(笑) かつて、プロモビデオを見たような気がして(それも、『ベスト・ヒットUSA』で!)、探してみたら見事にヒットしたという次第。いやはや、探してみるもんだ(笑)

という訳で、もしこれを見て興味を持った人がいらしたら、遠慮なくMFCオーナーまでお問い合わせ下さい(笑)

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高槻ジャズ・ストリート

2007年05月05日 11時58分02秒 | あれこれレポート

先日、今年から「みどりの日」が「昭和の日」に名前が変わった、と書いたが、5月4日が「みどりの日」になっていたのは驚いた。これも、今年からなのか?

さて、その「みどりの日」に、以前から行きたいと思っていた高槻ジャズ・ストリートに行ってきた。これは高槻市が市を挙げて主催するもので、毎年ゴールデン・ウィーク中に開催されており、今年で9回目らしい。期間中は、街中のいたる所にジャズが溢れ、プロ・アマ問わずミュージシャンたちが演奏を披露するのだそうな。なんか、ニューオーリンズみたい(行った事はないが^^;)。

という訳で初体験の高槻ジャズ・ストリート、かなりの人出だった。高槻自体は大きな街なので、普段から人も多いのだろうが、この日は輪をかけて多かったらしい。で、駅を出ると、いきなり野外ステージが。

200705041537000

このバンドはジャズというか、ファンクという感じだった。聞いた話だと、ジャズ・ストリートとはいえ、狭義の意味のジャズに限定しているのではなく、R&Bありボサノバありブルースあり、と間口は広いらしい。ロックはダメみたいだけど(笑)

この野外ステージを眺めていたら、警備のおっさんに立ち止まるな、と言われてちょっと気分を害したので(笑)、ぷらぷらと街を歩いてみる事にした。さすがに、ニューオーリンズみたいに(くどいようですが、行った事ありません)、あちこちの街角でミュージシャンが演奏している、という事はなく、決められた場所でのみ演奏が聴けるらしい。野外の特設ステージの他、ライブハウスはもちろん、居酒屋・喫茶店などが演奏会場となっている。中には、こんな店まで...

200705041554000

こちらの会場は喫茶店。さすがに、トリオくらいしか出来ないかな。

200705041703000

こちらは、いわゆるライブ・バーみたいな感じ。右端は、エイプリル・フールズでもお馴染みのやややさんです。ボケてしまってすいません。

200705041755000

ジャズ・ストリート効果か、とにかくあちこち人がいっぱいで、ライブ会場となった店もどこも満員だった。ジャズ好きが多い、というか、このように気軽に音楽(生演奏)を楽しみたい、という人が多いのだろう。これがロック・フェスだと、限られた年代の人たちしか集らないだろうけど、ジャズと銘打っているので、色々な人たちが集ってくるのでは。こんなイベントによって、ジャズ(音楽)が根付いてくれればいいなぁ、と思う。それこそニューオーリンズみたいに(笑)

ところで、ジャズ・ストリートとは直接関係はないが、ジャズのボーカルの人って、歌う前の曲紹介の時に、タイトルだけでなく歌詞の内容まで説明するけど、これは何故なんだろう?

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Do You Believe In Magic?

2007年05月03日 23時26分01秒 | 時事・社会ネタ

本日の“社会派ブログ”は、ちょっとB級なネタを拾ってみた。

種明かしされマジシャンTV局訴える
実は、昔から手品を見るのは好きで、いわゆるテーブルマジックと呼ばれるものも、人間を消してみたりするイリュージョンも、同じように好きである。なんかこう、素晴らしい手品を見てるとワクワクするよね。一体どんな展開になるんだろう? なんて、目が離せない。マジシャンって、本当に尊敬してしまう。

と、そんなマジシャンたちが、テレビ番組で種明かしをされた、とテレビ局を訴えた、というのが今回の記事。どういう事なのか、と思ってよく読むと、マジック用にコインに穴を開けた、と貨幣損傷等取締法違反容疑でマジック・バーの経営者らが逮捕され、それを報道した番組で、実際にコインを使用したマジックの種をバラしたらしい。これは、やってはいけない事である。マジシャンが種をバラされてしまったら、死活問題だ。訴えたくなるのは分かるし、また訴えるべきであろう。彼らにも、生活があるのだ。

手品には種がある、なんてのは当たり前。でなきゃ、あんなこと本当に出来る訳はない。種も仕掛けもなしで、コインが手のひらを通過したり、トランプのカードが隣の人のポケットに移動したり出来るのなら、その人はマジシャンではなく超能力者である。だが、そんな事は分かってるはずなのに、必死になって種を見破ろうとしている人も多い。同業者ならいざ知らず、ただ見てるだけの人なのに、ひどい場合には、「今のマジックの種はこうだろう」なんて言ったりするのもいる。見事なマジックを見せられたら、何故素直に騙されよう、と思わないのか。マジシャンでもない自分が、種明かししてみせてどうするのだ。お粗末なマジックだったのなら理解できるけど。才能があり、また長年努力してきたマジシャンに対して、非常に失礼な行為ではないか。反省しろ。

ま、マジシャンに対してというか、芸人全般を低く見ている一般人って多いからね。彼らが、見事な芸を披露するのが面白くないのだ。あいつらに出来るなら、俺にも出来るはずだ、なんて勘違いしてる訳。こういう輩は、きっと東大出の国会議員とか大学教授とかが、手品をやって見せたりすると、すごいすごいと絶賛するのだろう。もちろん、種明かしなんて論外。救いようがないな。

ま、とにかく、マジックを楽しむ時は、種がどうこうなんて、野暮な事を気にするのは止めましょう。

デリヘル呼んだら強盗が来た
失礼ながら笑ってしまった。見出しだけだと、デリヘルに電話して女性が派遣されてきた、と思ってドアを開けたら、いきなり男どもが押し入ってきて、強盗の被害に遭った、という記事かと思ってしまうが、実際には、デリヘルを利用した家に、後日押し入ったらしい。こういうのを、本当の災難という。気をつけましょうね。自分はデリヘルなんて利用しないから大丈夫、なんて言う人もいるだろうが、宅配ピザが強盗に早代わり、なんて可能性だってある。怖い世の中だ。

あと、最近、高校や大学の野球部員が、プロから金を受け取っていた、なんてニュースが世間を騒がしているが、規約に違反する野球部員の特待制度を行なっていた高校が、かなりの数にのぼるらしい。何を今さら、と言う気がするが。高野連も知らなかったとか言ってるらしいが、しらじらしいなぁ。遠く離れた土地まで、スカウトされて野球をやりに行く生徒が、何の見返りもなく行く訳がなかろう。授業料免除とか、合宿費はただとか、なにかしら特典があるはずだ。第一、それは悪い事ではないと思うけど。勉強が出来る生徒には、奨学金を出したりする私学もあるそうだが、野球が上手いというのだって、立派な才能であり特殊技能である。そういう生徒に奨学金を出してもいいではないか。ま、若いうちから金まみれになるのを、回避しようとしてるんだろうけど。

このスポーツ特待制度といい、過剰な契約金といい、禁止されているにもかかわらず、裏では堂々と行なわれていて、しかもなんとなく公然の事実化してるというのが、一番の問題だろう。野球界って、なにかおかしい。前述したように、僕個人はスポーツ特待制度は悪い事ではない、という意見だが、でも禁止されているのであれば、それなりにルールは守らねばならない。が、この世界には、ルールというものは存在しないようだ。審判も肩身狭いね(意味不明)

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