今話題(?)の「歴史のミステリー」である。写真は創刊号。もちろん、買ったのではなく貰ったのだ(笑) テレビCMで見て、気にはなってたのだが。
世間には歴史好きな人って、結構多い。それも、女性に多いような気がする。で、実は僕も案外歴史好きなのだ(ほんとか) 小学生から中学生にかけて、NHKの大河ドラマは欠かさず見てたくらい(その程度かよ) 一番印象に残ってるのは、司馬遼太郎原作の『国盗り物語』だな、やっぱり。お濃の方を演じた松坂慶子が若かった(なんのこっちゃ)
ま、歴史好きとは言っても、興味があったのは飛鳥時代から江戸時代の手前くらいまでで、近代史とか全く分からない。世界史もダメ^^; 小学校の5年頃から、社会の授業に歴史が登場して、その頃はテストでもいい点取ってて、“歴史だけはミョーに詳しい生徒”であった(笑) 詳しいと言っても、もちろん小学生レベルでだけど(笑) 「初代天皇の名前を言える人いるかな?」と先生が質問した時、誰も分からなかったので、手を挙げて「神武天皇です」と答えて、クラス全員から畏敬の目で見られて得意になっていた事は、よく覚えてる(爆) やなガキだ(爆爆)
その後、中学校で歴史の授業が近代から始まると、もうついていけなくなった(笑) 自由民権運動も薩長連合も、ちんぷんかんぷんだった(爆) 高校では、2年のときの社会科必修科目が世界史だったのだが、これまたちんぷんかんぶん。範囲広すぎるよ(爆) カタカナばかりだし(爆爆) 受験では日本史を選択したが、今イチ分かってなかったような気がする。
ま、歴史好きといっても、その程度。大した事はない。「歴史が好きです」なんて、人前で発言したら罰が当たる。
歴史小説も読まないし、大河ドラマも見なくなってしまったけど、昔の建造物・遺跡の類を見るのは好きだ。こんな昔に、よくこんな物作ったよなぁ、なんて感心する訳だ(笑) 昔の人って、ほんと凄い。
そんな似非歴史好きの僕ではあるが、たまに歴史関係の本を読んだりすると、なかなか面白い。ここでやっと出てくるのだが(笑)「歴史のミステリー」創刊号も、とても面白かった。詳しい内容はこちらをご覧頂くとして、個人的な白眉はなんといっても、“本能寺の変の首謀者は誰だったのか?”に尽きる。1582年6月2日、織田信長が明智光秀に襲撃されて自害した事件が本能寺の変であって、日本人なら誰でも知ってる歴史上の大事件である。これは、日頃信長にいじめられて続けてきた光秀が、その恨みを爆発させて謀反を起こした、というのが長らくの定説であり、教科書だけでなく、小説も映画もテレビドラマも、全てそういう内容であった。が、この「歴史のミステリー」では、光秀私怨説に疑問を投げかけ、新たなる解釈を示している。それは、当時最も勢いのあった信長がこれ以上増長する事を恐れて、朝廷が密かに信長暗殺を光秀に依頼した、というもの。目から鱗、だった。光秀は決して私怨からではなく、朝廷に対する忠誠心から信長を討ったのだ。う~む、意外だけど、実に納得のいく説である。久々にアカデミックな気分だった(爆)
詳しい人は、昔から知ってるんだろうけどね^^;
所で、遥か昔に起きた出来事を、何故現代の我々が知る事が出来るのか、というと、資料が残っているからだ(当たり前)。様々なことを書き残していた人たちがいたのである。大したもんだなぁ。もちろん、何百年も前であるから、文字を書ける人とか道具を使える人、なんてのはごく限られた存在であったろう。政府の公式記録員みたいな人たちによって残されたのだろう、と思うけど、それにしても、そういう資料が今も残っていて、それにより、昔の日本を知る事が出来る、というのは有り難いというか、凄い事だ。
しかも、そういう昔の資料を必死で読んで、研究してる人たちがいる訳で、そのおかげで、決して正しくないのかもしれないけど、我々は日本の歴史というものを知る事が出来るのである。やはり記録というのは残しておくものだ、と改めて思った(なんちのこっちゃ)。
昔の人たちは、資料を紙に筆で書き記していたのだろうけど、今ならさしずめパソコンとかCD-R、またはフロッピーディスクという事になるのだろうか。何千年か後に、工事現場からハードディスクが発見され、その中に残っていたファイルによって、21世紀の日本の実態が明らかになり、教科書が大幅に書き換えられる、なんて事になったりするのだろうか(笑) しかし、数千年後の世界で、今のファイルを読める、いや開けるのか? エクセルやワードなんて古文書扱いだったりして(笑) マイクロソフト社は遥か昔に消滅してしまい、現存するWindowsマシンは世界に3台だけで、しかも動かない状態だったりなんかして、扱える人も生きておらず、その上世界遺産に認定されてたりなんかして、なんとかこのワードとかいうファイルを開かねば、ってんで優秀な科学者たちが集って、何年もかかってようやく解読に成功する、そしてそこには驚愕の事実が...なんて騒ぎになるのだろうな。“数千年前のエクセルの解読に成功した男たち”なんて、「プロジェクトX」のネタになったりして(爆)
とまぁ、そんな事を考えたりして、やっぱ歴史って面白いものなのだ(意味不明)
あ、で、「歴史のミステリー」ですが、創刊号以外読んでません(爆)