「じぇんごたれ」遠野徒然草

がんばろう岩手!

盂蘭盆・お墓参り

2006-08-14 12:31:38 | 福泉寺・伝承等
 お盆・・・盆と正月が一緒に来た・・・というように忙しく賑やかなことを、そう表現しますが、確かにそれなりに用向きも多い、初盆のお宅へ行ったり、お客さんが来たり、さらに普段の倍以上の買物をしたりと、確かに家事用務の中では慌しい部類にはいるかもしれません。

 とにかく早いものでお盆がやってきている現実、まずはご先祖様の御霊をお迎えするべくお墓参りが第一でもあり、午前中に家族でお墓参りをしてまいりました。


 宮洞家先祖代々のお墓・・・といっても我家のお墓です。
 苗字もございますが、ほとんどは屋号を用いている。



 遠野の町場では、13日に迎え火を焚いて御霊をお迎えする風習がありますが、在郷では・・・というか私の住む松崎町駒木では14日にお墓参り、夕方に墓地にて松火を焚くといったことが多いです。
 13日にお墓に行く方々もおりますが、お墓掃除が主でもあるようです。

 14日午前、お供えをして線香を焚いて家族で手を合わせる・・・もうカラスがやって来て供え物を狙っている。

 地区内の公葬場(共同墓地)をお参りした後は、菩提寺である福泉寺へ・・・


福泉寺歴代住職の墓所・・・・右から初代宥尊師、二代宥然師、地蔵尊、二代和尚奥様、さらに奥に隠れて見づらいですが、初代宥尊和尚の弟子で当地で亡くなられた方々の墓所。

 この場所、福泉寺の開山以前は明治以前の我先祖の埋葬地だったそうで、歴代住職のお墓参りと併せてこの地に花と線香を手向けてお参りしております。 
 私の父の代、ご先祖様の骨の一部は現在のお墓に埋葬し直しております。


我家の歴代ペット達の墓所・・・塔婆は初代とらねこのニャッキのお墓
 本堂の脇の一角は我家のみならず、檀家さんや信徒さん方が飼われていたペット達の埋葬地でもあります。
 共に家族同様に暮した飼猫、飼犬達にも花と線香を手向けてお参りいたしました。
 
午後は菩提寺のご住職さんが檀家廻り、先代住職さんの頃は、我家が一番最後で夕方に我家にて夕食をいただいてお帰りになる慣わしでしたが、最近は我家を皮切りに檀家さん廻りとなっております。




灯篭木・・・とろぎ・とろげ

 新仏がある御宅で3年間立てます。
 画像は赤の垂れ幕?は新仏は女性を表します。(白は男性)・・・駒木から附馬牛にかけて灯篭木を立てている御宅をみると断然白が多い・・・。

 杉木の先端には杉の葉一塊を括り付け、杉木は家より高く立てる、その下には形は色々ありますが、丸い灯篭を取り付け、夜には灯が入れられる。
 また幕にはそれぞれの宗派によって異なりますが「南無阿弥陀仏」(曹洞宗等)・・ちなみに我家や近所の御宅では「南無大師遍照金剛」の文字が入れられている。(真言宗)・・・画像は我家の隣の御宅


 おまけ・・・・

 混雑する前にと、買物に朝9時前に出かけましたが、見覚えのある軽トラックが・・・・中には座敷童子が・・・・失礼、男の子がおりました。
 ストーカーと間違われてもいけませんので、お声はかけませんでした。
 弁天様が乗り込んで家路につかれたようです。

コメント (5)
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