「じぇんごたれ」遠野徒然草

がんばろう岩手!

じゃっこ喰いの宴・瀬ざっこ

2009-05-17 18:55:09 | 遠野
 春の遠野、桜の季節が終盤を迎え、田圃での本格的な農作業がはじまりますと、遠野のひとつの風物詩、「瀬ざっこ」の季節となります。
 
 産卵の為に浅瀬によるクギ(うぐい)漁のことで、浅瀬に石で瀬をかけ、産卵で集まった瀬クギ(せっくぎ)を投網でとる漁で、川原には投網が掛けられ、瀬の場所近くには漁をする方達の休憩用(簡易宿泊)のテントが目につきます。




 漁期は5月1日~6月末までとのことで、市内では観光施設をはじめとして、川原で新鮮な瀬ざっこの炭火焼きを楽しむことができます。(観光用の瀬ざっこまつりは5月31日まで)
 
 川原の光景と共に春から初夏にかけての遠野の風物誌ともなっております。



 さて、16日夕方、末娘の運動会を終え慌ただしく買出し等に出かけ、なんとか予定されている時間に現地到着・・・・。




 松崎町の某所川原・・・

 御覧のようなテントが設置され、川漁に備える休憩施設兼仲間達と酒宴を行うことができるスペースが確保されている。
 無論、2~3名用の就寝スペース付きである。


内部・・・


 モンゴルのゲルにも似た造り、見た目よりしっかりと建てられており内部空間も思っていたより広い・・・。


 この日は、嫁さんの知人が権利を持つ瀬での「じゃっこ喰い」。
 10日程前から予定されており、我家族、嫁さんの実家及び義妹家族、小生の長男とその友人、そして瀬の持主ご夫妻に漁に関わる嫁さんの親類・・・総勢14名となりましたが、内部はそれでも少し余裕がありました。



 準備された瀬ざっこ



 シーズン初めの漁果はあまり芳しくなく、しかも水田の代掻き作業で河川に泥水が流れ込み、各河川は濁った状態とかで、漁は振るわないそうである。
 それでもなんとか市内の観光施設に納める分を確保し、規格外のものを主に今回の宴用に確保できたとのことで、川漁の苦労が伺われます。


 ということながらも小生は魚はダメということ、また魚ばかりだと皆さん飽きるのではと考え、ジンギスカンを準備する。


 ジンギスカンバケツ



 何処に仕舞っておいたか行方知れずの我家のジンギスカン鍋はなんとか発見するも、例のジンギスカンバケツは我家には無いということで、慌ててホームセンターにて購入。


 遠野ジンギスカンスタイル・・・笑



 笑・・・我家のジンギスカン鍋は一回り小さかったようで、バケツの中に落ち込みそうな雰囲気・・・汗・・・箸を渡して事なきを得る・・・。

 
 隙間から小さな炎がこぼれる・・・幻想的に写してみました・・・笑




 
 さて、メインのざっこの方は・・・・。







 いい感じに焼け、皆さん美味そうに食べていたようです。
 我長男、小生と同じであまり魚介類は食べませんが、淡水魚の炭火焼きは食べるんです。
 今回は3尾食べたとか・・・・。




 関係された皆様、お世話になりました。
 愉しい宴、ありがとうございました。

コメント (4)
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