旅するガーデナー

いつも五感を刺激し、喜怒哀楽、幸も不幸も、哲学も瞑想も、言葉にできない多くが存在する庭は私のパワー・スポット!

第13回国際バラとガーデニングショウ ~ その3

2011年05月15日 21時22分45秒 | ガーデンショウ・レポート

 国バラショウのハンギングバスケット群。
大きく立派で開店祝いに一ついかが

写真右下は多肉植物で作った花絵。写楽かな。多肉は見た目より扱いが難しいと思う。
根気のいる作業だったのではないかしら。

大輪の花火が上がり続ける中、小作品を見てホッ 我が家の壁にも一つ欲しいかも。

 

「バラの香り研究所」が設置されていて、色々なバラの香りを珪酸カルシウムに混ぜてボール状にしたもので、実際に嗅ぐことが出来ました。
自分で育てているバラの香りは判断できるようになりましたが、その他は分からなかったので、覚えなくちゃとここぞとばかりに嗅いでみましたが。

覚えられたかな  



とても良い香りだったので自分のお土産に「香りのお守り」を買ってみました(写真 真ん中)。
なにやら集中力アップに効果があるのだとか。
いくつかの香りがミックスされています。爽やか系かしら。

今回のショウでは東日本大震災復興支援のために義援金を募って、寄付をすると「バラシール」をいただけます。
早速バッグに貼ってみました。


苗屋さんが多くて、バラ苗にも心ひかれはしましたが、気に入ったバラがなく、ブラブラしていたら「かたくり工房」の看板を発見
中をのぞくとガーデンデザイナーでオーナーの阿部さんがお店に立っていらっしゃいました。
せっかくなのでお店に入るとガーデン雑誌BISESの編集長の八木さんが呼びかけ人となって始めた「3.11 Garden Charity」の袋が。
中に何が入っているのかというと、ポストカードと種の袋とスティッカーとピンバッジ。
これで1500円と聞いて、チャリティとはいえちょっとな内容に買うのをためらっていた私ですが、かたくり工房さんでは阿部さんデザインの携帯ストラップ(写真右下)をオマケに付けてくださるというので、一つ買ってみました
とても喜んでくださったから、もしかしたら私が初めての購入客だったのかな。

 

今年も「北海道ガーデン街道」の宣伝ブースがありました。
来年は十勝ヒルズで「北海道ガーデンショー」が開催されるのですよ。
これは帰省計画に入れておかなくちゃね

 

今年も楽しませていただいた「第13回 国際バラとガーデニングショウ」は明日まで開催されています。

 

 


第13回国際バラとガーデニングショウ ~ その2

2011年05月15日 09時25分26秒 | ガーデンショウ・レポート

コンテストガーデンの全体的な印象としては、テーマ性ゆえかアイディア不足か、それとも見に行く私が4回目ともなるせいか、似た様なテーストの庭が多かったように感じました。
オリジナルな庭も2、3あったけれど、植えている草花やバラ、そして見せ方がなんとなく似通っていたように思いました。
その中で有名どころと、気に入ったガーデンをアップしました。

 「Greenfinger」
(有)清水工業GARDEN
2度目の大賞受賞作品。
デザインも植栽も淡い色合いで優しい印象ですが、あまりにメロウでは。
チョイ苦手

「子どもと楽しむバラの庭」
木ごころ
風評被害に苦しむ福島の生産者の植木と草花植物を使った植栽。
子ども目線な野菜畑があり、遊び心のある遊具と小椅子&テーブルが、チビッ子たちの笑顔を想像させます。
フェンスを覆うカーディナル・ヒュームと手前の石組みの中の植栽、好きだわ

 

 「木漏れ日の庭」
矢野真規
こげ茶&ベージュの組み合わせ大好きな私がグッと心惹かれたガーデン。
色数を押さえてあるのでチャラチャラしていなくて、黒い噴水が効いていてアンティークな印象。
大人のパティオ(中庭)はこうでなくちゃ

 

「We Will Last Forever ~おじいちゃんが大好きだった庭 そして50年過ちました」
euro building material 欧州建材
大きな庭の中で一番好きだった作品。壁の色に惹かれちゃったのかも。
アイアンのガーデンファニチャーの使い古した感じが庭のテーマを物語っていて、手前に野菜畑もあり、是非訪問してみたいガーデン。

 

「See Eat Enjoy!!」
ガーデン工房KIKI
色々な仕掛けのある可愛らしいガーデン。西洋の童話に出てきそうなお庭かな。

 

「私の癒しの空間」
国分造園
中心の円柱から伸びた大木と花の滑り台のような低い塀がとても気になった庭。
同じような花が入っているのだけれど、ちょっと違って見えた。

 

「青い鳥のすむところ」
高柳登美
この庭をみたとき、デザイナーさんの名前が浮かんだガーデン。ビンゴ
小花を多用したガーデンに淡い水色が似合っていて可愛らしいガーデン。
この水色、最近見かけますが、先日ホームセンターに行ったら「バラ庭にあう色のペンキ」と銘打ったシリーズがありました。
「THE ROSE GARDEN COLOR'S」とか。それかな~

 

「オアシス」
庭伸
同じ水色でも此方は濃くて白とコントラストがバッチリ
白い石で覆われた菖蒲の鉢は、和モダンという感じかしら。

 

「ガーデナーの休息」
NIWAYA 堀越造園
手押し車は多肉植物の寄せ植えコンテナに。
奥の苔の丘が里山っぽい雰囲気を出していて、田舎暮らしのイメージ。

 

「Trous Couleures]
関野樹
手前の蔓のアーチと白い壁に水色の扉がミスマッチのようだけど、すっきりとしていて気に入った玄関前。

 

beyond the frame ~まじりあう色彩~」
atelier nana
玄関前にこの様な傾いた壁があったらさぞかし邪魔だろう、と思うけれど、こげ茶色とベージュの組み合わせ、こげ茶色と赤の組み合わせ、フレームを照らすアンティーク風なスポットライト、抑え気味の花色等々、それに勝る植栽や色の配置だったので、コンテスト全体の中で一番好きでした。

他の方々の庭も素晴らしかったけれど、こうしてアップした庭を見ていると、自分の好みが一目瞭然
評価とはその様なものが大きいのかもしれません。

 

それにしても、今回の国バラショウはガーデンよりお店が多く、しかも苗屋が増え、コンテストガーデンの展示もお店の隣や並びだったりして、どこがコンテストでどこが店なのか、混乱する箇所もあり、十分ガーデニングコンテストを楽しめなかった。
お店とコンテストガーデンは二度と混在しないでいて欲しいです。
ガーデン自体の出展が少ないように感じるのは、そのせいもあるのではないでしょうか。

通路に設けられた四角い植栽枡は何のためだったのかしら。
混雑する会場には邪魔だったのでは。角が危ないのでせめて円形にする配慮があっても良かったのに。

色々と不満もあるけれど、高校生や大学生が経験をつむ場ともなっていているし、何よりバラと庭を楽しめるし、有意義には違いないです。

「その3」では、その他のエピソードを。つづく・・・