旅するガーデナー

いつも五感を刺激し、喜怒哀楽、幸も不幸も、哲学も瞑想も、言葉にできない多くが存在する庭は私のパワー・スポット!

第13回国際バラとガーデニングショウ ~ その1

2011年05月14日 10時56分05秒 | ガーデンショウ・レポート

昨日、「第13回国際バラとガーデニングショウ」へ行ってきました。
お天気が良く、私の到着が11時近くだったせいもあってか、会場内はいつにも増して混んでいました。
全体を通して上手く写真が撮れなかったのですが、雰囲気だけでもお伝えできればと思います。

今回のテーマは『印象派の庭』ということで、ゴッホやモネといった画家の絵画からインスピレーションを得た庭が多かったようです。
その1ではメインガーデンを中心にアップしました。

ローズアベニューはバラの香りで満たされておりましたが、如何せん通路が狭くて人ごみ
正面から少し離れた場所に、好みの風景を見つけました。
ユ・メ・ミファクトリーさんの作るフランスのプロバンス地方の雰囲気がひっそり出ているコーナー。

 

フラワーデザイナーのローラン・ボーニッシュさんのプロバンスの田舎小屋のキッチンと庭
小物がいちいちアンティーク風で素敵。草屋根が建物にナチュラルな風景をプラスしています。
ちょうどここでご本人がフラワーアレンジメントのパフォーマンスをされていて、しばし拝見
濃い色の取り合わせが印象的なフラワーアレンジメントでしたよ


ウィッチフォードの印象派~ゴッホ・モネに魅せられ
ゴッホの絵にインスピレーションを得たという「黄金の糸杉」が中心にそびえる、イギリスのウィッチフォードポタリー、ジム・キーリングさんデザインの庭。
倒した鉢でロックガーデン風な植栽を演出しているのが、楽しかったかな。
黒塗りのポタリーは横浜バラクラにもあったもの。云百万円しそうです

 

画家とガーデンデザイナーの2人がつくりだす印象派の色彩の世界 『モネの庭』
片岡鶴太郎
さんが描いた「モネ庭」のイメージを、ガーデンデザイナーの阿部容子さんが具現化した庭。
ゴージャスで見ごたえがありました。
写真では上手く奥行き間が出ていないのですが、奥の泉の雰囲気が想像力をかきたて、分け入って探検したくなるような庭。
色あわせが強すぎるかとも感じますが、手前の黄緑色や奥のベージュ色な風景とあわせると、バランスが取れているようで素敵でした

阿部さんはデルフィニューム使いの達人か
デルフィやジギタリス、ジャーマンアイリスなど高性の大振りの花が沢山

 

ガーデンズ エンジェルの印象派の庭
NHK『趣味の園芸』の「ガーデンズ・エンジェル」たちが作った庭で、写真下の植栽は「ゴッホの筆致を花で表した・・・」と放送で杉井志織さんが話されていたような。
全体的に元気で可愛らしい明るい庭でした。

 

『インプレッショニストのモダンガーデン~光と風と色彩の庭』
吉谷桂子
さん作庭の白を基調とした庭で、白という色の底知れぬ実力みたいな物を感じました。
どんな色もレフ版のように引き立て、それでいて自身も輝くような、不思議な白色の魅力を昨年から強く感じるようになった私
今までの吉谷さんの庭の中で一番好きかもしれません
白い羽のないワッカ型の扇風機もオブジェのようで、ちょっとしたアクセントに。
南国のリゾート風で、ここで一休みしたらリッチな気分になれそうです。
植栽も、珍しい品種が一番入っていたのではないかしら。

 

詳しい説明は公式HPの「印象派の庭でご覧ください。

いらっしゃた方もそうでない方も、皆さんはどの庭が気に入ったのでしょうか。
明日のNHK「趣味の園芸」の放送(午前8時30分からNHK教育)でも今回の「国バラショウ」を紹介するので、是非そちらもチェックして観て下さい。

明日はコンテストガーデン他をご紹介します。