我が家のドアノブはすべて球形である。最近はレバー型が主流になってきたようで、球形のノブは売ってはいるものの、数で劣る。では、どうして我が家は球形のドアノブに拘るのか。レバー型だとドアを開けてしまう変な犬が同居しているからだ。我が家の犬は脚が長い。たいていのドアノブは、彼の鼻あたりの高さにある。レバー式のノブなら、鼻で押し上げあるいは押し下げてドアを開けることが出来るということを彼は幼少時に覚えてしまったのだ。
彼が我が家にやって来たのは4年半前のことだ。まだ鎌倉に引っ越して来る前のことで、当時の自宅のドアノブはすべてレバー式だった。超活発な幼犬時代の彼は勝手に屋内のドアを鼻で開けて移動し、次々といたずらをしたのである。彼が勝手にドアを押し開けられないように、屋内のドアノブをすべて球形のモノに付け替えるという面倒な作業を、私は強いられた。
上の画像は今の自宅の玄関ドアのノブである。犬対応策が建築時にとられ、ドアノブは最初から球形のものとした。加えて強いバネが玄関ドアにはついている。人間が玄関ドアを開けても、手を離せば勝手に閉まるようになっていて、このバネに逆らってドアを開けるには少し力が必要である。我が家の犬も庭へ勝手に出て行くことは出来なくなった。
2番目の画像は今の自宅の室内ドアのノブである。我が家の犬もさすがにこれでは勝手に開けられない。今の家ではドアが閉まっていれば、彼は屋内すら移動出来ないのである。しかし家以外の建物でレバー式のノブを見かけると、彼はいまだに鼻で開けようとする。彼を診て下さっている獣医さんの診療室のドアがそうだ。
最後の画像は山荘の玄関ドアである。これは取替えたモノだ。当初はレバー式だった。山荘の周囲はフェンスもなく、彼が外へ出たら、八ヶ岳山麓のどこへでも行ける。実際彼は勝手にお出かけし、別荘地内で遊んでいたことがある。すぐ帰って来たから良いが、もしそこで彼が鹿などを見つけていたら大変なことだっただろう。ガン・ドッグとしての血が騒ぎ、山中を追跡したに違いない。そこで、これもレバー式から球形に変更となった。
画像にある自宅のノブが米国製(あるいは米国の会社がそれ以外の国で作らせているもの)で、山荘のがドイツ製である。一般にドアはその寿命のうちにのべ何十万回も開け閉めされるので、開閉のつど力を加えられ回転させられるノブには、かなりの耐久性が求められる。普通の価格帯の外国製品が、なぜか高価な国産品より頑丈に作られていることが多いという。これも歴史の違いだろうか。本来日本は開閉式のドアの国ではない。
ここに画像はないが、レバー式のドアノブだと外国製品の方がデザイン性において妙に優れて見える。他でも水栓、洗面ボウル、照明器具、階段の手すり等デザインが立体的で曲線的なものになるほど輸入品に分があり、微妙な角度・奥行き・幅・高さ・曲がり具合でバランスのうまさを見せてくれる。
彼が我が家にやって来たのは4年半前のことだ。まだ鎌倉に引っ越して来る前のことで、当時の自宅のドアノブはすべてレバー式だった。超活発な幼犬時代の彼は勝手に屋内のドアを鼻で開けて移動し、次々といたずらをしたのである。彼が勝手にドアを押し開けられないように、屋内のドアノブをすべて球形のモノに付け替えるという面倒な作業を、私は強いられた。
上の画像は今の自宅の玄関ドアのノブである。犬対応策が建築時にとられ、ドアノブは最初から球形のものとした。加えて強いバネが玄関ドアにはついている。人間が玄関ドアを開けても、手を離せば勝手に閉まるようになっていて、このバネに逆らってドアを開けるには少し力が必要である。我が家の犬も庭へ勝手に出て行くことは出来なくなった。
2番目の画像は今の自宅の室内ドアのノブである。我が家の犬もさすがにこれでは勝手に開けられない。今の家ではドアが閉まっていれば、彼は屋内すら移動出来ないのである。しかし家以外の建物でレバー式のノブを見かけると、彼はいまだに鼻で開けようとする。彼を診て下さっている獣医さんの診療室のドアがそうだ。
最後の画像は山荘の玄関ドアである。これは取替えたモノだ。当初はレバー式だった。山荘の周囲はフェンスもなく、彼が外へ出たら、八ヶ岳山麓のどこへでも行ける。実際彼は勝手にお出かけし、別荘地内で遊んでいたことがある。すぐ帰って来たから良いが、もしそこで彼が鹿などを見つけていたら大変なことだっただろう。ガン・ドッグとしての血が騒ぎ、山中を追跡したに違いない。そこで、これもレバー式から球形に変更となった。
画像にある自宅のノブが米国製(あるいは米国の会社がそれ以外の国で作らせているもの)で、山荘のがドイツ製である。一般にドアはその寿命のうちにのべ何十万回も開け閉めされるので、開閉のつど力を加えられ回転させられるノブには、かなりの耐久性が求められる。普通の価格帯の外国製品が、なぜか高価な国産品より頑丈に作られていることが多いという。これも歴史の違いだろうか。本来日本は開閉式のドアの国ではない。
ここに画像はないが、レバー式のドアノブだと外国製品の方がデザイン性において妙に優れて見える。他でも水栓、洗面ボウル、照明器具、階段の手すり等デザインが立体的で曲線的なものになるほど輸入品に分があり、微妙な角度・奥行き・幅・高さ・曲がり具合でバランスのうまさを見せてくれる。