「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

「コロンブスの交換」的にガッツのある丼@鎌倉七里ガ浜自宅厨房

2015-01-30 06:29:37 | 食べ物・飲み物
MOZART♪



交響曲第40番を、Youtubeでどうぞ。

Karajan指揮VPOです(↑の画像とはレコーディングが異なる)。



毎日寒い。



本当に寒い。



七里ガ浜の住宅街も、真正面の海から冷たさがストレートに伝わって来そうだ。



海に近寄りましょう。



どう、この寒さが伝わりますか?



でも、寒いながらも、どこか夏っぽい我が街。



海が近いの。太平洋が。



相模湾沿いの地域は、どこもちょっと県内他地域より、冬は暖かなんです。



皆さんも、七里ガ浜へ遊びにいらっしゃい。



あっ、いけない。西友七里ガ浜店に食材買いに行かないといけない。



七里ヶ浜ペットクリニックに、茶々之介のおなかの薬もらいに行かないといけない。



いきなりですが、コロンブスの交換!

ジェフリー・M・ピルチャー氏著「食の500年史」によれば、コロンブスによるアメリカ大陸の「発見」以後に大西洋を挟んで起こった家畜や農作物の往来を「コロンブスの交換」と呼ぶらしい。食材として海を越えて広がった代表的なものには、羊やジャガイモ、唐辛子がある。羊は欧州からアメリカ大陸に持ち込まれ、ジャガイモや唐辛子は逆方向に持ち出された。



「コロンブスの交換」の代表格。

羊(マトンの挽肉)は欧州からアメリカ大陸へ。



唐辛子(青唐辛子)はアメリカ大陸から欧州へ。



伝わったあともそんなにすぐに普及して行くわけではなく、唐辛子は欧州北部ではあまり定着しないまま、やがてアジアへ普及。インドやタイ、そして中国を経て、やがては韓国や日本へ。日本への普及は時間がかかった。

ジャガイモと言えば欧州の素朴なシチューなどを想像するが、それが欧州に普及してからは意外に歴史は浅いのである。長い人類の歴史を考えれば、ジャガイモの欧州での定着はわずかここ数百年のこと。

カレーライスが明治時代に最初に作られた頃、ジャガイモを使おうという発想はなかったらしい(後述のURL)。つまり「日本らしい食材」などと言うモノも、たいていはどこかよそからやって来たものなのだ。「おふくろの味、肉ジャガ」は食材の歴史からするとまったく日本的でない食べ物だ。

ナス、キュウリ。



青唐辛子を刻む。



砂糖、醤油、酒で煮込むマトンのひき肉。



コチュジャンなんかも使おう。



煮込むマトン。



砂糖は三温糖。



久しぶりに出して来た「食の500年史」。食材の地球的交流を読む。



ごま油を使おう。



炒める。



マトンの挽肉がかなり煮詰まる。



あとで七味もかけましょうね。



まだ煮詰める。



炒めきった。



タマゴ、コチュジャン、白ごま、七味。

出来た。コロンブスの交換丼。



うまいぞぉ!!!



ぐっちゃぐちゃにかきまぜよう。



ムシャムシャと食べる。寒い日の甘辛な丼。

明治時代のカレーライスについてはこちら:
http://blog.goo.ne.jp/kama_8/e/ec258e03dbc695f95290cd38b9bed66d
コメント (19)
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