遊びをせんとや

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おもしろがりながら楽しみたい。
人は「遊びをせんとや生まれけん」です。

2年5か月の友

2022-04-16 06:07:04 | 日々のあれこれ
昨日は左手首骨折の金具を抜く手術だった。

3月末に血液検査やCTを撮影し、血圧のお薬も調整して、前日足と手の爪を切り、
朝再度、お風呂に入る。

手術は予定通り10時30分に始まった。

信頼している主治医だから安心はしていたにも関わらず、やっぱり手術は、怖い。
幸い、金曜日は勤務日ではないので、気分的には、ゆっくりしてる。
術前の点滴をして横になっていると、血圧が96、56まで下がった。

いよいよ麻酔が始まった時バイタルが異常に下がって「息苦しくないですか?」とざわめき立って聞かれた。
ドラマでよくあるやつです。聞かれるが全然何ともない。
設置されたパルスオキシメーターが少し指からずれていたのだった。

麻酔は前の手術の時と同じように鎖骨から入れる。
様子を見ながら少しずつ、最初左腕にピリッと来る。
と徐々に麻酔が効いてくる。

順調に進みペンチで何かを切る音とかが聞こえてくる。
ねじは全部で8本ねじ込んであり、最後にプレートをはがす時、
ハンマーみたいな物でなにかをガンガン叩く音が聞こえる。
ひぇーとなったが、看護婦さんが「みんなはずれましたからね。」と
優しく教えてくださいました。

ほっとして「金具持って帰ります?」と聞かれて「もちろん。」と
答えました。



結構なブツが左手首に入っていたんだなと。

栓抜きみたい。

2年5か月この金具と一緒にすごしたんだなと思うと感慨深い物があります。
最初の手術はこの記事
2019年12月13日のブログ記事一覧-遊びをせんとや

その間、コロナ騒動があり、父が亡くなり、私は、退職した。
こんなに状況が目まぐるしく変わった2年5か月はなかった。

それとこれからはリハビリも必要なく、普通にすごしていいそうだ。
なんとも医学は進歩したことか。
ここまで気長に骨が十分できるまで待ったことも運命だったと思う。
腕一本治す事も出来るのに
人間は簡単に人を殺す事もできる。
何とも不条理だ。