ずっと書店でもこの本が気になっていた。
書評欄でも絶賛だったし。
でもなー、新刊かー。
と思いながら躊躇してると
娘が「よかったよ。」と送ってくれた。
ルシア・ベルリン
掃除婦のための手引書
彼女はまず、アラスカで生まれ、アメリカを転々としてチリに住み、テキサスに住み、メキシコに住んだ。
自伝的短編小説集なんだけど、これがまたクールでかっこいいのだ。
あと、4分の1程未読なんだけど、なんだか癖になるように引き込まれる。
壮絶というか、諦観というか。
テキサスに住んでいたころに書かれた部分を読んでいると不意に若い頃、海外に旅に出る都度に
出国ゲートをくぐると「何者でもない私」になれて凄く開放感があったことを思い出した。
その旅の地の土産物屋の軒先に座り込み、風を感じ、匂いを嗅ぎ、湿度を肌で感じた感覚がよみがえった。
暑かったり、人混みだったり、ひんやりしたり。じめっとしたり。
早く「何者にでもないただの私」になって、その地を感じたいものだ。
さしずめ、5月の終わりに長崎に旅することになっている。
島原の原城址でそんな感覚を味わいたい。
書評欄でも絶賛だったし。
でもなー、新刊かー。
と思いながら躊躇してると
娘が「よかったよ。」と送ってくれた。
ルシア・ベルリン
掃除婦のための手引書
彼女はまず、アラスカで生まれ、アメリカを転々としてチリに住み、テキサスに住み、メキシコに住んだ。
自伝的短編小説集なんだけど、これがまたクールでかっこいいのだ。
あと、4分の1程未読なんだけど、なんだか癖になるように引き込まれる。
壮絶というか、諦観というか。
テキサスに住んでいたころに書かれた部分を読んでいると不意に若い頃、海外に旅に出る都度に
出国ゲートをくぐると「何者でもない私」になれて凄く開放感があったことを思い出した。
その旅の地の土産物屋の軒先に座り込み、風を感じ、匂いを嗅ぎ、湿度を肌で感じた感覚がよみがえった。
暑かったり、人混みだったり、ひんやりしたり。じめっとしたり。
早く「何者にでもないただの私」になって、その地を感じたいものだ。
さしずめ、5月の終わりに長崎に旅することになっている。
島原の原城址でそんな感覚を味わいたい。