遊びをせんとや

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久しぶりの寺社仏閣 ~東福寺三門秋の特別拝観~

2022-10-16 08:15:07 | 旅行
ここの所、旅行と言ってもお寺や神社をあまり訪れてない。
なんだか心もとない気がしていた。
あの静謐な空気に触れたい。

春に金戒光明寺で山門に登った時に「秋には東福寺の三門を見学できますよ。」と言われたので楽しみにしていた。

私は東福寺を訪れるのは初めてだ。
あれだけ大学時代に日本画の絵具屋さんがあったので訪れた東福寺の周辺だがとんとお寺に入らず終い。今回はJR京都駅から奈良線で行った。駅から歩くこと10分程度。すでに駐車場に大型バスが乗り入れている。かつての観光シーズンの訪れだ。

東福寺の境内に足を踏み入れると広大なことに驚かされる。禅寺なのでスケールが大きい。しかも鎌倉時代創建。
9時からの三門公開に並ぶ。境内に個人タクシーを乗り入れて観光客が訪れる。



学生ボランティアが案内してくれる。急な階段を上がると回りの景色が広大に広がる。
土曜日は快晴で雲一つなかった。
三門二層内部には金戒光明寺と同じように宝冠釈迦如来を中心に善財童子、月蓋長者。回りには十六羅漢の像が。
三門では一切撮影禁止だったのでHPよりお写真お借りしました。

この一群の像は室町時代の定朝の一門が制作したと言われている。
金戒光明寺よりスケールが一回り大きい。

私が気になったのが、まるで丸太かマキのような台座。お釈迦様も十六羅漢も全てこれに乗っている。
説明してくれた大学生に聞くと当時のままとのこと。
呼び名も三門でも山門でもいいということで三門というのはあるがままに、人の目を気にしないと言う意味だそうだ。

建物の梁や柱の装飾もダイナミックで天井画は明兆。
当時は本当に絢爛豪華、極彩色の世界だと思う。一部当時の色彩を再現して見せて欲しい気がする。
三門から下を見ると大きな蓮池が見える。当時、ここに上がって下を見下ろした人は極楽に訪れている気になったと思う。

この三門はかつて鎌倉時代に作られて焼けたので室町時代四代将軍足利義持が再建したということだ。
お約束の楼上の扁額「妙雲閣」は彼の筆跡。


通天橋と普門院庭園、重森美鈴の代表作と言われている方丈庭園を観に行く。
通天橋のから観る紅葉が美しいらしいがまだ紅くなってなかった。婚前撮影をやっていた。
開山堂の前のお庭がとても美しかった。


 
苔がとてもきれいに手入れされていた。

方丈庭園。
足を踏み入れるととてもいい気が風に乗ってくる。

東庭


南庭 八相の庭 



北庭

イサムノグチに「モンドリアン風の新しい角度の庭」と言わしめた庭である。

堪能しました。ここでも婚前撮影が行われていました。シーズンね。
本堂は次の日の行事のために入ることが出来なかったのですが11月1日から法堂の堂本印象の天井画を拝観できるようです。

JRの駅から一駅で稲荷。
昨年までの御札やお守りを奉納し、お詣りして荷田東丸神社で息子にお守りを買いました。
外国人団体客があっという間に増えてました。

そして最後のミッションは鳥せい本店でお昼を食べることです。

幸い、11時開店直後に着いたのですぐに入店できました。

隣に売店ができて少し1階が狭くなったようです。
でも焼き立ての焼き鳥がすぐに出てきて本当に美味しかったです。コロナ前に2階に通されたことがあったのですが、やはり12時前に着いた方が美味しく感じました。
例のごとく大吟醸利き酒三種。どれも美味しかったです。

シーザーサラダ

串を外して汚い画像ですが焼き鳥6種  たれの四本

野菜の串焼き

あとはから揚げを頼んで
夏季限定原酒


これを買って帰りました。

懐かしい伏見桃山商店街の露店で野菜を買い、近鉄で京都へ出て、一路大阪へ帰りました。
お天気もよく暑くもなく寒くもなく人出もそんなに多くなくいい休日でした。








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