kenharuの日記

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内視鏡検査

2011-06-27 | その他
今日はカミさんの内視鏡検査に付き添った。
初体験のカミさんは少しびびっていた。

びびるのは無理も無い。
ボクは嘔吐反射が強くて、毎回苦しんでいる。
そういうのを見ているからだ。
おまけに、医療事故で死にかけた経験まである。

健康診断で胃の組織を摘んだ時のこと。
太い血管を食いちぎったのに、止血処置をしないで帰されたため、ジワジワと大量下血。
翌日には全身血液の3分の1を失ってショック状態に陥り、3日間も集中治療室に入った。
輸血を断ったためヘモグロビン値がなかなか戻らず、退院10日後になっても、息が切れて階段を登ることが出来なかった。

もうひとつ忘れられないのは、潰瘍で入院中に、新人医師をあてがわれた経験だ。
「あ・・この先生は初めてだな」と、すぐに分かった
なかなか内視鏡が入らない、と言うより、入りそうもない。
見当違いのところを、いつまでも突き続けるものだから、ノドの奥が痛い、痛い、痛い。
付き添った看護婦の表情も、「この先生は初めてよ」と言っている。
「先生、もっと下だよ」と言おうとしたが、しゃべれない。
そのうち、たまりかねて手を出し、内視鏡をつかんで下向きに角度を変えようとしたら、看護婦に止められた。
口から内視鏡を外されたので、「先生、もうやめましょう」。
いくらなんでも下手すぎるし、喉や十二指腸に穴でも開けられたら大変だ。
検査室を出て鏡を見ると、ノドチンコの奥の突き当たりに、擦り傷が幾つも出来ていて、血がにじんでいる。
その日は病院食の味噌汁が、キズにしみて飲めなかった。
潰瘍が治ったのを確認するための検査だったから、検査はやり直しになり、これで退院が2日間先延ばしになった。

びびったカミさんだったが、幸い、苦しむこともなく元気に帰ってきた。
組織検査の結果が出るのは2週間先である。
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