染織工房きはだや 「店主の独り言」

きはだや店主が今日の出来事を語る。喚く。話す。切る。
でも日記は苦手。
皆様の気軽なコメントをお待ちしています。

店主のふやけ紀行〜2

2019年08月19日 | 店主の一日
続きです。
燕温泉で二つの露天風呂に入ってはみたものの、まだ2時前。
これで帰るにはあまりにも惜しく、早い。
この近辺には関温泉。赤倉温泉と有名な温泉がありますが、ここは斑尾を越えて飯山に向かってみようかと。特に意味はないけど。
赤倉温泉に向かう途中に「岡倉天心終焉の地」と言う標のがありました。
なんで岡倉天心がこの場所でなくなったのかチラと気になったのですが、今日はいいや。
今日は学術的でなく、ただのふやけ旅なのです。

妙高から飯山って意外と近いですね。斑尾を越えて1時間かからない。
以前に斑尾の下り坂をフットブレーキを踏み続けながら下りて、煙を出した事があるので今回はキチンとエンジンブレーキで。
市内に入ると「本多のうなぎ」の看板。
うなぎが大好きな店主ですが、今日はヤメておきます。それに、そこそこの値段でうなぎやでなんて食べられません。
でもここのうなぎ。、美味しいですよね。

写真を忘れましたが、過日の甲子園に長野県代表で出た飯山高校を讃える懸垂幕が方々にありました。
人口3万人程度の町から甲子園出場校を出すのは大変なことだと思います。

野沢に行こうとしたのですが、ふと思いたって飯山の奥地、馬曲温泉を目指す事にします。
ここも、相当の奥地です。国道から離れ高度を稼ぐように登ります。
以前、来た時は結構遠くてかなりの秘湯だった気がしましたが、燕温泉に行った後だと、通りの向こうくらいのイメージです。
しかも、風呂のあるところまで車で上がって、受付があってお金を払うと領収までくれる!!
この一週間の虻の来襲の駒の湯、徒歩二時間半の赤湯温泉、今回の河原の湯から比べたら気の利いた銭湯みたいな感じです。



でも、ここは相変わらず眺望がよいですね。


昔、穂高から槍を縦走した時、登る前は上高地はとても美しい景色に思えていたのですが、槍から下りてくると、随分、俗っぽい場所に見えたのと同じ感覚です。
まあ、いいや。


馬曲温泉の次は道を山麓沿いに走って野沢へ。
ここは長野を代表する温泉地でもあるので、観光客でいっぱいです。
車を置いて、一番近い「横落の湯」へ。

野沢の湯は激熱です。
以前は、とても水を出さないと入れないくらいに熱かったのですが、最近は水でじゃばじゃば薄めてあって楽勝です。
多分、あれだけ熱いとそれなりに事故もあるのだろうと。
それでも、ここまでのぬる湯に比べると随分熱くて、一気に毛穴が開きます。
野沢はこの熱さがご機嫌です。

麻釜の湯のあの足を浸けるのも無理なくらいの熱さもよいです。

普段ならば、野沢の外湯を3軒くらいまわるのですが、今回は散々、風呂に入っているので一軒で勘弁しておいてあげよう。

国道に下りて十日町に向かう途中でひまわり畑があります。
宣伝させているものに比べると随分、小ぶりですが、十分に見応えがあります。
夏ももう、終わりですね。

シメには僕がこよなく愛する温泉に。〜敢えて名前は伏せます。
車の向こうにあるプレハブがその温泉。

長野県北部地震の震源に近く、地震の前後で少しお湯の質が変わった気がします。
その時の補助金もあってか、少し浴槽も扉もキレイになりました。

ここは現地の人率、ほぼ100%. 地元のナンバーしか見かけません。
夏のこの時期になると、畑仕事を終えた人たちがやってきて、みんな知り合い。これからの季節と稲の生育が湯船の話題。
僕がいると不思議な顔をされます。
温くてご機嫌です。
風呂の建物をでると田んぼが広がります。

こんな風呂もよいです。

うむ。十日町ってそんなに悪くないよなあと。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

店主のふやけ紀行

2019年08月19日 | 店主の一日
このお盆休み、みなさまはいかがお過ごしでしたでしょうか。
僕はそれほど、遠出はしませんでしたが、近間で好き勝手しておりました。
方々で温泉に入ったりで、長湯をしたら体の硫黄臭がまだ取れない感じです。
話にはきいていたのですが、県内でも有名な燕温泉に。十日町から僅か一時間半のところにこんなにいいところがあるとは!!
燕温泉は妙高の登山口にあり、山から下りて来た人も随分、いました。


バス停からはすぐ数件の旅館が並ぶ温泉街です。
こんな感じで引湯がだらだら流れています。この写真の左側は足湯。このお湯に触ろうと安易に足を進めて、つるりと滑って転倒することになります。



露天風呂の河原の湯は温泉街を抜けて林道を進みます。


きっと、前にいるあの人も同じ行き先です。時々、湯上りの人ともすれ違います。
徒歩10分くらいで温泉と妙高山の登山口の分岐になります。
温泉はこの先らしく。
引湯のパイプが見えます。温泉は近い!!



しばらく進むと小屋が見えます。
おお、あれが温泉です。


小屋を越えると乳白色の湯が広がります。野趣溢れるいい感じの風呂です。
一人、先客がいらしたので、お断りして一枚写真を撮らせていただきました。


一応、脱衣用の小屋はありますが、こんな環境ならどんなとこで脱いでも同じです。
脱衣所は男女で別れていますが、ここに入ってくる女の子はそれなりに度胸が要ります。
とはいえ、新潟県きっての名湯。僕がのんびり入っている間にも、男の方と一緒の女性が入っていきました。



天気もいいし、ちょーご機嫌です。
ここもそれなりに虻はいますが、先週の冷泉ほどではなく、時々払えば済む程度なのはありがたく。
お湯がぬるいのも手伝って、のんびりと浸かってしまいました。


この地域には露天風呂は二つ。
上述の混浴の河原の湯と温泉街から歩いて5分ほどの黄金の湯。
黄金の湯は露天ですが男女別々です。
こちらはさっきの河原の湯よりもずっと空いています。

こちらのお湯にも入りましたが、先ほどの河原の湯の方が白濁感があって、成分が強そうです。
まあ、こちらの方がなんとなくキレイなのはよいかもしれません。

黄金の湯から出て帰るときに、さっき河原の湯から戻る途中にすれ違った若い男女とまたすれ違いました。
多分、河原の湯に行ってはみたものの、女の子が「マヂ?こんなのむり!!」と言って河原の湯を断念してこちらにきたのだと思われます。

この日の店主のふやけ紀行はまだ続きます。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする