ふ自分が読んでそれなりに感心をしたり、感情を持った本は、ウチの子供たちにも読んでもらいたいと思ってきたけど、自分では興味深く読んだのだけど、あまりススメようと思わなかった本が二冊あります。
高野悦子の「二十歳の原点」と柴田翔の「されど我らが日々」
学生運動が盛んだっころの地代の代表作品とも言われる本です。なんで、この本を読む羽目になったのかはあまりよく覚えていません。
僕はひと世代後の人間なので、ただこの熱っぽい、純粋な日常の本にすこし気恥ずかしさを感じながら、沢木光太郎の深夜特急の非日常に憧れていました。
時代はめっきりバブルだったのですが、地方から出てきた学生には六本木よりも、こちらの方がわかりやすかった気がします。
深夜特急は子供達に読ませて熱狂させましたが、「されど我らが日々」あたりになると、昔噺か何かのユートピアの話しのようで、わけがわからないだろうなぁと。
「二十歳の原点」の文庫は絶版になったときいていたので、すこし寂しい気もしていたのですが、果たして今の世代がどんな気持ちでこの本を読むのやら。
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