きつけ塾 いちき

「きもの」の袖に手を通す時に、「ときめき」を感じる日本の女性たち。
この「胸の高まり」は、いったい何なのでしょうか。

北斎のおもしろ歴史漫画 11

2016-10-02 20:24:18 | 北斎漫画

「米屋」です。



 上の漫画は「米屋」です。

 キセルをくわえながら米搗き(精米)をしている男性は、フンドシに袖無しの上っ張りだけの出で立ち。
 米を測っている人の服装は、フンドシに前掛けをしているだけです。

 葛飾北斎の漫画を見ると、特に江戸時代の後期(1700年代後半~1800年代前半)の職人や農漁民を見る限り、衣裳(布地)が高価で、裸同然の生活であるという事がわかります。

 現在の生活感で考えると、生きるための順位は、「食」が一番と考えがちです。

 しかし、この頃までの貴重なものは、まさに「衣」「食」「住」の順番だったのです。





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小波流、宮崎市民文化ホールで「秋のおどり」

2016-10-02 10:28:28 | 日本舞踊

大ホールで、日頃の成果を披露!
宮崎の「小波流」は、来る10月23日(日)11時半から、宮崎市民文化ホールの大ホールで、「小波流・秋のおどり」を開催します。
ご一門の「会」の成功を願っています。



当日は「きつけ塾いちき」の衣裳方も、ご依頼を受けた先生の着付けに伺います。
心をこめて着付けさせていただきます。

当日の入場料金は、2,000円です。
お問合せは、 090-4340-3038 小波会まで。





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北斎のおもしろ歴史漫画 10

2016-10-02 01:50:53 | 北斎漫画

鍛冶屋

手も足も使って…
 漫画は、街の鍛冶屋さんです。
 鋤鍬師」
ともいうんではないかと思います。
 農機具はもちろん、何でも作っていました。

 右側の職人さんは、手だけではなく、足でも鞴(ふいご)を扱っています。身体全体をつかって仕事をする…熟練の仕事師…。
 鞴(ふいご)は、鉄をアメのように柔らかくするために、火の温度を高める空気を送り込む器具で、漫画の鞴は「箱鞴(はこふいご)」といいます。

タタラを踏む…の語源
 刀鍛冶の製鉄は、足で踏んで空気を送る、大きな蹈鞴(たたら)と言う器具を使いました。
 悔しがる時に「タタラを踏む」と言いますが、それはこの蹈鞴を踏むさまが、まるで悔しがって足で地面を踏むのに似ていることから言われだしたものです。

 それにしてもこの職人さんたち裸で…鉄を打つ真っ赤な火の粉が熱くないのでしょうか。





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