認定式のフェスティバルにも着付け師として…
姶良市の髙木さんは、今年の7月2日から「和装の花嫁着付け」を学びに来られていました。
それから三ヶ月余り。
今日まで誠実に学ばれて、晴れて認定試験となりました。
きものの着付けの認定試験は、生徒さんにとっては大きなプレッシャーです。
しかし一方では、着付けの細部にいたるまで神経を張り巡らし…技術を身に付けるための生徒さんの大きな力にもなります。
認定試験は、技術向上のための欠かせない必要条件のひとつともいえるでしょう。
教える講師も、「認定試験をクリアー出来る」と思えばこそ、試験会場を設定するわけです。
普段はにぎやかなおけいこ場…、認定試験の時だけは、受験生の動きと、きものの衣擦れ(きぬずれ)の音だけが…。
出来上がった髙木さんの和装花嫁…よくがんばりました。
結果は一週間以内にご本人に通知されます。
なお、髙木さんは、11月7日(水)行なわれる、「第38回 講師資格認定証授与式」のあとに行なわれる、「秋のきものフェスティバル」に出演することになっています。
内容は…花嫁着付けショー。
花嫁専科の生徒として、花嫁着付けの技術を参加者の皆さまに披露して頂きます。がんばれ!
文化の秋は、日本舞踊の発表会が目白押し
朝夕は秋めいた日もあって、南国でも肌寒い日があります。
いよいよ文化の秋。
各流派の社中でも、「○○流、舞踊の会」の開催が盛んになる季節でもあります。
「きつけ塾いちき」でも、各流派からのご依頼で、下準備がすすんでいます。
演目別に…補整や針糸まで手落ちのないように
社中のお師匠さんから、メールやお電話で、「舞踊着付けのご依頼」があります。
公演の日時をお聞きして、他の会と重なっていると、大変です。(今年は三つの会が重なりました。)
お受けすると、衣裳合わせやリハーサルの日時を決めていきます。(衣裳合わせやリハもなく、本番一発勝負のときもあります。)
次にプログラムを細かくお聞きします。
演目別に、男舞か女舞か、衣裳は…、帯結びは…etc。
内容が決まると、衣裳方の人選や、組み合わせを決めていきます。(衣裳方は2人一組で着せていきます。)
次は、演目別に補整から、針糸の準備まで多岐にわたります。
本番が始まるまでに、衣裳方で着付けや帯結びなどの技術の手合わせを行います。
文化の秋は、衣裳方の多忙な日々が続きます。