おにぎらず(焼き海苔)
穴子天(市販品)
焼き芋(薩摩芋)
白菜卵蒸し
シメジのおからハンバーグ(おから、絹ごし豆腐、シメジ、ヒジキ、ニンジン)
キンピラゴボウ(ゴボウ、擂り胡麻)
大根サラダ(大根、キャベツ)
穴子が好きなのである。「蒲焼き」も鰻よりむしろ穴子の方が好み。蝦蛄(しゃこ)も大好き。ガーリック胡椒で炒めた蝦蛄は、サイコーに美味しい。これ、香港で覚えた味。日本で食べられないのが残念。都会の中華料理店なら食べられるかもね~。第一、蝦蛄なんか売っていねーもんなあ。
以前も書いたが、九州地方の高級魚のアラ。一度しか食べたことはないが、アラだったら河豚の方が好みだ。要するに脂っこい魚よりは、多少淡白な方が良い。のわりには鰤(ぶり)をよく食べているのは、安いから。本当なら、鰆(さわら)が食べたい。
このところ、安定したのは、サーモン。トラウトサーモンが良い。鮭(シャケ)ではなく、サーモン。トロッとした食感が自分の中で、サーモンと鮭の分かれ目としている。
子どもの頃は、母親から「鯛(たい)粕(漬け)」と、嘘を教わって大好物だったのが、赤魚の粕漬けさ。酷い話だよね、あれが鯛ではなくて赤魚だと知ったのは、ほんの数年前なのだから。
序でに、なめ茸って瓶詰めのえのき茸(で良いのか?)の醤油煮ってあるじゃん。うちでは、あれを味噌汁の具にしていたりしたのだぜ。醤油漬けを更に味噌で味付け。ってスゲー塩分摂取量じゃん。
高校時代の弁当のお菜だって、「海老の塩茹で」と「ピーマンの塩コショウ炒め」が毎日入っていたものだ。これは自分が好きだったので、母はそれで良いと思っていたのだろう。そのことに全く不満を感じたことはなかったが、調理方法を変えるとか、味付けを変えるとか、しない人だったな。本当に毎日のようにこのお菜だった。
弁当箱がスカスカで中身がよれてしまうことも厭わず、何かひと品増やそうかなどと言った配慮もなく、今考えると、昔の子は、そういうものだと思っていたのだろうな。
今の「デコ弁」なんか、考えも及ばなかった昭和時代の話。
弁当箱の蓋を立てて隠して食べている生徒も結構いたけれど、あれは卑屈で嫌なものだった。お菜が恥ずかしいからだと知ったのは後年になってだ。自分の弁当の方が、よほど隠さなくてはならない物だった気がする(笑)。なら、友だちと食べないで、ひとりで黙々と喰やー良いのに。それよりも、「だったらてめーで拵えろ」ってね。だから、どんな弁当でも文句を言ったことはない。