2013年03月10日
ユ-ザ- 各位
拝啓 時下ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。
さて、ロシア中央連邦管区調査委員会は、2013年2月中旬、刑法292条1項(文書偽造)の疑いで、ロシア漁業庁長官クライニーの刑事事件調査を開始したと発表しました。調査資料では、クライニーは、2011年5月25日に当時同庁北西地方管理局長ムラビヨフが、業務上の便宜をはかり、500万ルーブルの賄賂を受け取ろうとした罪で、当局により拘束されたことを知り、自己保身のため、部下の刑事責任を避け、それ以前に退職していたことにし、単なる詐欺事件に見せかけようと、手続きを工作したとされています。
これに対してクライニーは、2013年2月19日、事実無根であり不当なものであるとロシア漁業庁広報を通じて公式に声明を発表しましたが、中央連邦管区委員会は、公判を維持するだけの証拠が既に揃っており、それを補強すべく調査を継続している旨重ねて発表しました。
今月号においては、ロシア漁業庁の体制を揺るがしかねないこの事件を、TopNewsと位置づけてご報告申し上げます。
なお、2013年2月15日には、ロシア漁業庁沿海地方管理局長イワンコフが、カニの漁獲枠オークションに関連し沿海地方調査委員会から、刑法286条1項(職権乱用)の罪で起訴され、当局により身柄拘束を受ける事件も発生しました。この大きなスキャンダルもあわせてお知らせ致します。
敬具
(国際漁業対策事業部;原口聖二)
Contents
・TopNews ロシア調査委員会はロシア漁業庁長官の偽造を暴く
・ロシア検察庁がロシア漁業庁の多数の問題点を指摘
・長官クライニーの刑事事件調査は続く
・ロシア漁業庁が長官クライニーの文書偽造を否定
・漁業庁沿海地方局長がカニ漁獲枠オークションにかかる職権乱用で拘束される
・ロシア検察庁が沿海地方でのカニ漁獲枠オークションを起訴
・IUU漁業防止にはAPECの調整努力が必要である
・FAOにおいてロシアはIUU漁業防止対策を牽引する
・ロシア漁業庁が海外駐在代表者会合を行う
・ロシア漁業者オホーツク海抱卵スケトウダラ操業の現状報告
・ロシア漁業者オホーツク海抱卵スケトウダラ操業が20万7,000トンに達する
・ロシア漁業者オホーツク海抱卵スケトウダラ操業が15万7,000トンに達する
・ロシア漁業者オホーツク海抱卵スケトウダラ操業が10万2,200トンに達する
・北クリール海域のスケトウダラ漁獲量が1万9,400トンに達する
・北クリール海域のスケトウダラ漁獲量が1万5,200トンに達する
・ロシア漁業者スケトウダラ漁業部門会議が開催され北クリール海域操業について報告される
・スケトウダラ漁業者協会が独占禁止庁の結論を提訴
・“ルスコエモーレ”「ロシアの海」買収2社は新体制を待っている
・サハリン州の2013年カラフトマスの予備勧告が行われる
・サハリン州遡河性魚種生産管理委員会が組織更新される
・極東におけるサンマ漁業はサケマス、スケトウダラと並び重要産業に位置づけられる
・ロシア大手“ルスコエモーレ”「ロシアの海」が極東漁業会社2社買収を完了
・沿海地方国境警備局がカニ違法漁具をひきあげ
・沿海地方国境警備局がその活動により韓国向けカニ密漁密輸が減少と発表
・カムチャツカ国境警備当局がカニ密漁シェラレオネFOC船へ発砲し拘束
・ロシア独占禁止庁はロシア海域における韓国の違法漁獲への関与に関心をもつ
・太平洋海洋漁業研究所協会が科学者会議を開催
・ロシア独占禁止庁が漁業分野の諮問委員会を設置する
・米国業界がロシア漁業者オホーツク海スケトウダラ漁業のMSC取得に反対アッピール
・強風にもかかわらずクリール列島における軍事演習は続く
・沿海地方大手漁業会社が国境横断違反
・マクドナルドのロシア産スケトウダラ使用に例外はない
・ロシア漁業者の水棲生物資源生産量が37万6,800トンに達する
・サハリン・クリール海域の2013年1月期操業レヴュー
・来年2014年の極東海域漁獲予備勧告が行われる
・韓国向け水産物輸出に衛生当局の証明書が必要となる
・オホーツク海の氷は非常に複雑な状況となっている
・ノルウェー沿岸警備隊にロシア漁船が拘束される
・救助された沈没ロシア漁船“Шанс-101”船長が死亡
・日本海でロシア漁船“Шанс-101”が沈没
http://kisenren.com
ユ-ザ- 各位
拝啓 時下ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。
さて、ロシア中央連邦管区調査委員会は、2013年2月中旬、刑法292条1項(文書偽造)の疑いで、ロシア漁業庁長官クライニーの刑事事件調査を開始したと発表しました。調査資料では、クライニーは、2011年5月25日に当時同庁北西地方管理局長ムラビヨフが、業務上の便宜をはかり、500万ルーブルの賄賂を受け取ろうとした罪で、当局により拘束されたことを知り、自己保身のため、部下の刑事責任を避け、それ以前に退職していたことにし、単なる詐欺事件に見せかけようと、手続きを工作したとされています。
これに対してクライニーは、2013年2月19日、事実無根であり不当なものであるとロシア漁業庁広報を通じて公式に声明を発表しましたが、中央連邦管区委員会は、公判を維持するだけの証拠が既に揃っており、それを補強すべく調査を継続している旨重ねて発表しました。
今月号においては、ロシア漁業庁の体制を揺るがしかねないこの事件を、TopNewsと位置づけてご報告申し上げます。
なお、2013年2月15日には、ロシア漁業庁沿海地方管理局長イワンコフが、カニの漁獲枠オークションに関連し沿海地方調査委員会から、刑法286条1項(職権乱用)の罪で起訴され、当局により身柄拘束を受ける事件も発生しました。この大きなスキャンダルもあわせてお知らせ致します。
敬具
(国際漁業対策事業部;原口聖二)
Contents
・TopNews ロシア調査委員会はロシア漁業庁長官の偽造を暴く
・ロシア検察庁がロシア漁業庁の多数の問題点を指摘
・長官クライニーの刑事事件調査は続く
・ロシア漁業庁が長官クライニーの文書偽造を否定
・漁業庁沿海地方局長がカニ漁獲枠オークションにかかる職権乱用で拘束される
・ロシア検察庁が沿海地方でのカニ漁獲枠オークションを起訴
・IUU漁業防止にはAPECの調整努力が必要である
・FAOにおいてロシアはIUU漁業防止対策を牽引する
・ロシア漁業庁が海外駐在代表者会合を行う
・ロシア漁業者オホーツク海抱卵スケトウダラ操業の現状報告
・ロシア漁業者オホーツク海抱卵スケトウダラ操業が20万7,000トンに達する
・ロシア漁業者オホーツク海抱卵スケトウダラ操業が15万7,000トンに達する
・ロシア漁業者オホーツク海抱卵スケトウダラ操業が10万2,200トンに達する
・北クリール海域のスケトウダラ漁獲量が1万9,400トンに達する
・北クリール海域のスケトウダラ漁獲量が1万5,200トンに達する
・ロシア漁業者スケトウダラ漁業部門会議が開催され北クリール海域操業について報告される
・スケトウダラ漁業者協会が独占禁止庁の結論を提訴
・“ルスコエモーレ”「ロシアの海」買収2社は新体制を待っている
・サハリン州の2013年カラフトマスの予備勧告が行われる
・サハリン州遡河性魚種生産管理委員会が組織更新される
・極東におけるサンマ漁業はサケマス、スケトウダラと並び重要産業に位置づけられる
・ロシア大手“ルスコエモーレ”「ロシアの海」が極東漁業会社2社買収を完了
・沿海地方国境警備局がカニ違法漁具をひきあげ
・沿海地方国境警備局がその活動により韓国向けカニ密漁密輸が減少と発表
・カムチャツカ国境警備当局がカニ密漁シェラレオネFOC船へ発砲し拘束
・ロシア独占禁止庁はロシア海域における韓国の違法漁獲への関与に関心をもつ
・太平洋海洋漁業研究所協会が科学者会議を開催
・ロシア独占禁止庁が漁業分野の諮問委員会を設置する
・米国業界がロシア漁業者オホーツク海スケトウダラ漁業のMSC取得に反対アッピール
・強風にもかかわらずクリール列島における軍事演習は続く
・沿海地方大手漁業会社が国境横断違反
・マクドナルドのロシア産スケトウダラ使用に例外はない
・ロシア漁業者の水棲生物資源生産量が37万6,800トンに達する
・サハリン・クリール海域の2013年1月期操業レヴュー
・来年2014年の極東海域漁獲予備勧告が行われる
・韓国向け水産物輸出に衛生当局の証明書が必要となる
・オホーツク海の氷は非常に複雑な状況となっている
・ノルウェー沿岸警備隊にロシア漁船が拘束される
・救助された沈没ロシア漁船“Шанс-101”船長が死亡
・日本海でロシア漁船“Шанс-101”が沈没
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