ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
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一般社団法人北洋開発協会

ロシア漁業庁報道官が日本へのカニ駆け込み搬入を報告

2013-02-27 17:02:56 | 日記
2013年02月26日
モスクワ発
[ロシア漁業庁報道官が日本へのカニ駆け込み搬入を報告]
ロシア漁業庁報道官サベリエフが、2012年9月のロ日IUU漁業(密漁密輸)防止協定の署名に伴い、この発効までの間を、最大限に利用する意図をもつと考えられる、日本の港へ向けた、ロシア産カニの密漁密輸が、駆け込みで急増した旨、日本の業界紙(報告担当者 原口:2013年2月13日付“みなと新聞”と推察)を引用して指摘した。
昨年2012年のロシアから日本へのタラバガニの年間通関量(グラフ)は、活製品が前年比2.7倍、冷凍製品が1.8倍と急増した。
また、韓国釜山、北海道等の保税在庫数量も3,000トン以上、4,000トン-5,000トンとの情報がある。
駆け込み製品の品質は不安定で、日本の需要期も過ぎ、販売は進んでいない。
現在、日本でのタラバガニの生冷凍製品は、¥1,500($13.4)/kg-¥1,200($16.7)/kg程度で、場合によっては¥1,000($11)/kg程度との情報もあり、アラスカ産、カナダ産のズワイガニと競合する価格帯となっている。
駆け込み搬入の終わりの焦点は、IUU漁業防止協定の発効期であり、同報道官は、今春以降との見通しを示した。
なお、ロシア産カニの北海道の港へのズワイガニ・タラバガニの搬入実績の2011年と2012年の比較は表のとおりとなっている。

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第7回ロ韓IUU漁業防止協議の結果概要

2013-02-27 06:57:32 | 日記


2013年02月26日
モスクワ発
[第7回ロ韓IUU漁業防止協議の結果概要]
ロシア漁業庁は、2009年12月22日付ロ韓IUU漁業(密漁密輸)防止政府間協定に基づく、第7回実務者協議が、2013年1月29日-同31日(報告担当者 原口:当初日程を2日ほど後にスライドしたと推察)、釜山において開催されたと発表した。
双方は、実効ある密漁密輸対策について情報交換を行い、韓国側は、主に前回の協議で指摘のあった、システムの欠陥について説明をした。
また、双方は、ロシア当局の証明書なしに一時的に陸揚げされるカニ製品の流通に関する情報交換を行い、ロシア側は、ロシア産の密漁カニを、ロシア船或いは第3国船により、韓国の港へ陸揚げすることが可能となっている証拠を韓国側に対して通報した。
これに対して韓国側は、アジア太平洋の水産物輸入国が証明書制度を導入することで、ロシア産カニの密漁密輸が防止できると主張した。
この点について双方は、ロシア、韓国、日本、そして将来的には中国を交え、多国間協議を行うことが望ましいとの共通の認識を確認した。
(*以上、原文において漁獲枠再交渉の設定に関する言及なし)
(関連過去情報)
2013年01月25日
モスクワ発
[第7回ロ韓IUU漁業防止協議が開催される]
ロシア漁業庁は、2013年1月27日-同29日、釜山においてロ韓IUU漁業(密漁密輸)防止協議が開催されると発表した。
この協議にはロシアFSB国境警備庁の職員も出席が予定されている。
クライニーによると韓国は、管理体制を超えたロシア産カニの自国の港への搬入を増加させており、ロシア側からの対抗措置を受け、今年2013年のロシア排他的経済水域における自国漁船のための漁獲割当を未だに確保していない状況にある。
2010年7月、ロ韓IUU漁業防止政府間協定が発効したが、その後も、ロシア産カニの密漁密輸の流れは断たれておらず、クライニーは、あらためて韓国が協定に基づき、実効ある措置をとるよう求める。
また、クライニーは、日本の密漁密輸カニへの対応に関して2、3、言及した。
2012年9月、ロ日IUU漁業防止政府間協定に署名したが、まだ発効前となっている。
しかし、にもかかわらず日本側は、その内容を忠実に守ると発言したと説明し、密漁密輸カニに関するこれらの主張の重大さは、ここ数日、日本の港で観察されていると加えた。
最後にクライニーは、密漁密輸の抜け穴を見つけ、それをいち早く埋める努力を続けたいと語った。
にこの協議にはロシアFSB国境警備庁の職員も出席が予定されている。
クライニーによると韓国は、管理体制を超えたロシア産カニの自国の港への搬入を増加させており、ロシア側からの対抗措置を受け、今年2013年のロシア排他的経済水域における自国漁船のための漁獲割当を未だに確保していない状況にある。
2010年7月、ロ韓IUU漁業防止政府間協定が発効したが、その後も、ロシア産カニの密漁密輸の流れは断たれておらず、クライニーは、あらためて韓国が協定に基づき、実効ある措置をとるよう求める。
また、クライニーは、日本の密漁密輸カニへの対応に関して2、3、言及した。
2012年9月、ロ日IUU漁業防止政府間協定に署名したが、まだ発効前となっている。
しかし、にもかかわらず日本側は、その内容を忠実に守ると発言したと説明し、密漁密輸カニに関するこれらの主張の重大さは、ここ数日、日本の港で観察されていると加えた。
最後にクライニーは、密漁密輸の抜け穴を見つけ、それをいち早く埋める努力を続けたいと語った。
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