ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
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一般社団法人北洋開発協会

ロシアFOC/IUU取締情報169“ibra-2“Agrus”Energy”Mitsu“Shcverfassbar“Sanri“Astor“

2014-04-03 14:33:42 | 日記
2014年04月03日
サハリン発
[サハリン国境警備局が今年第1四半期8隻の密漁船を拘束]
ロシアFSBサハリン国境警備局は今年2014年第1四半期の活動結果等を報告し、この中で8隻の密漁船を拘束したと発表した。
また、第1四半期にユジノサハリンスク市裁判所において、外国企業“Fariet Company”Maritime Star Company”Tuira River Traders”の3社に対して1,150万ルーブル以上の罰金が言い渡され、昨年2013年に拘束した*“Honto Maru” と“Agrus”には没収判決が下された。
これらについては、42トンの活カニを押収し、生息地に海中還元することで、国家の天然資源への損害3,700万ルーブル相当を軽減させた。
今年2014年の第1四半期における新たな活動では、6隻の外国船“ibra-2”Energy”Mitsu“Shcverfassbar“Sanri“Astor“を含め8隻の違法船を拘束した。
これらからは45トンの違法に生産された水棲生物資源を押収し、国家の天然資源への損害2,700万ルーブル相当を軽減させた。

(関連過去情報 *ほんと丸事件)

2014年03月04日 サハリン発
[軍事検察官がカニ密漁カンボジアFOC船“ほんと丸”の没収を発表]
東部軍管区第318駐留*軍事検察当局(ユジノサハリンスク)は、同局のイニシアティヴによる裁判の結果、カニの密漁をおこない拘束されたカンボジアFOC船"Хонто Мару"(ほんと丸)について、没収処分となる判決が下されたと発表した。
"Хонто Мару"は昨年2013年5月、オホーツク海ロシア排他的経済水域において、ズワイガニ(オピリオ)30トン以上、4万6,900個体を違法漁獲した容疑で、ロシアFSBサハリン国境警備局により拘束された。
裁判の結果、船長と船主に対して1,000万ルーブル以上の罰金と、船舶没収の判決が下された。
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プーチンがNPFC参加のための法令に署名

2014-04-03 10:17:17 | 日記
2014年04月02日
モスクワ発
[プーチンがNPFC参加のための法令に署名]
ロシア漁業庁は、大統領プーチンが北太平洋における公海の漁業資源の保存及び管理に関する条約加盟のための法令に署名したと発表した。
ロシア漁業は、北太平洋の公海における海洋生態系を保護し、漁業資源の長期的な保存及び持続可能な利用を目的としたこの条約に基づいて設置される委員会である、北太平洋漁業委員会(NPFC)に参加することで、対象魚種の生産が拡大されることを期待している。
ロシア漁業庁は、ロシア漁業拡大のため、自国の排他的経済水域と接続した協定水域、公海部分での操業の重要性を指摘している。
ロシアは、この条約に基づく国際的義務実行のため、年間4万5,000ドルを、ロシア漁業庁へ配分された予算の内から拠出することになる。

(関連過去情報)

2014年03月20日 モスクワ発
[ロシア国会が北太平洋漁業条約加盟の批准決議]
ロシア国会は、北太平洋における公海の漁業資源の保存及び管理に関する条約への加盟のため、批准決議をおこなった。
この条約は、北太平洋の公海における海洋生態系を保護し、漁業資源の長期的な保存及び持続可能な利用を確保することを目的としており、同条約の交渉参加国は、7つの国と地域、ロシア、日本、米国、韓国、カナダ、中国、そして台湾となっている。
ロシア漁業庁は、ロシア漁業拡大のため、自国の排他的経済水域と接続した協定水域、公海部分での操業の重要性を指摘している。
ロシアは、この条約に基づく国際的義務実行のため、年間4万5,000ドルを、ロシア漁業庁へ配分された予算の内から拠出することになる。

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