韓国はＩＵＵ漁業防止への努力の証をみせた

２０１４年０４月２１日
モスクワ発
[韓国はＩＵＵ漁業防止への努力の証をみせた]
ロシア農業副大臣（漁業庁長官）シェスタコフがロシア側代表を務め、ソウルで行われていた第２３回ロ韓漁業員会が終了した。
同委員会では、ロシア排他的経済水域での韓国漁船のための水棲生物資源の漁獲割当の配分、ロシア極東における水産業発展のための韓国からの投資問題、そしてＩＵＵ漁業（密漁密輸）防止協定に基づく実効ある対応が、最も重要な議題として位置づけられた。
シェスタコフは、今回の委員会の枠組みの中で、実際に釜山港を訪問し、密漁密輸防止のための韓国側の検査機能を調査するとともに、国際貿易物流センターや卸売市場を視察した。
韓国側は、ロシア当局が発給したカニ製品の漁獲証明書を確認し、２０１４年１月３１日から、改正された遠洋産業発展法に基づく、港湾における検査を行うこととなっており、ロシア漁業庁は、同委員会の交渉の過程において、双方から、密漁密輸防止のための一層の協力強化が表明され、結果、合意に至ったと発表した。
（写真は韓国側代表　韓国海洋水産部次官ソンジェハク）