ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
http://kisenren.com
一般社団法人北洋開発協会

かに密漁・密輸防止輸入手続説明会、紋別への影響必至

2014-10-07 08:24:24 | 日記
かに密漁・密輸防止輸入手続説明会、紋別への影響必至
(10月5日付け)
 カニの密漁・密輸防止のための輸入手続きに関する第3回説明会が3日、紋別漁協大会議室で開催された。カニの輸入業者や通関業者ら約60人が出席して、輸入手続きなどの説明に耳を傾けた=写真=。水産庁水産漁政部加工流通課の阿部智課長補佐によると、日ロ両国の協定書発効は早ければ「12月10日」の可能性がある、とした。協定発効による紋別経済への影響は必至と見られる。
 経済産業省では9月10日から10月9日まで、資源保護の観点から協定発効前に船積みされたカニの取り扱いの変更についてパブリックコメントを開始。変更内容等に対する理解を深めてもらおうと同説明会を稚内や札幌、紋別など全国6会場で開催している。
 2月に行われた第2回説明会では、協定発効前に船積みされたカニについての証明書は不要とされていた。
 今回の説明会では阿部課長が、4月中の協定発効予定が7ヵ月以上遅れたことに関し「ロシアとの確認手続きに時間がかかった」などと経緯を説明した。
 輸入手続きの変更点については経済産業省農水産室の松島隆男課長補佐が「ロシア連邦漁業庁の証明書は協定発効日以降に船積みされたカニにしか発給されず、船積みから輸入が同発効日をまたぐ場合は輸出者との日程調整が必要」と強調した。
 質疑応答では通関業者から、「生鮮貨物なので事前確認にはどれくらいの時間がかかるのか」などの質問があった。
 水産庁によると、ロシア側はすでに同協定発効の準備を整えていて、正式な発効日は経産省のHPで発表される。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする