2014年10月29日 ウラヂオストク発
[ロシア沿海地方漁業会社が200万個体のナマコ種苗を放流]
ロシア沿海地方漁業会社“Дальстам”(ダリスタム)社は、今年2014年7月に海面で天然採苗した、稚ナマコ(трепанг:Apostichopus japonicus マナマコ)を約200万個体放流した。
海面で採苗された稚ナマコは、“Дальстам”社の施設で、自然環境に定着する0.3グラムまで育成された後、放流された。
市場流通に適した個体に成長するまで4年間を要する。
ナマコ市場は成長を続けており、中国、韓国、そして日本等、沿海(日本海)地域で主に取引される。
今年2014年、ロシア沿海地方漁業会社は、計950万個体の稚ナマコを放流したことになる。
なお、これらの活動は、2013年から2017年までの沿海地方水産業発展プログラムの枠組みで展開されており、同地方政府の予算措置を利用している。