ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
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一般社団法人北洋開発協会

ピョトル・サフチュウクが漁業庁副長官に任命される

2015-07-11 00:38:37 | 日記
2015年07月10日
モスクワ発
[新副長官サフチュウク 漁業監視、船団・港湾管理等]
ロシア漁業庁は、新副長官ピョトル・サフチュウクの任務について、漁業監視、船団・港湾等の分野を管理することになると発表した。
この任務には、過日逝去したウラヂミル・ソコロフがついていた。

2015年07月10日 モスクワ発
[ピョトル・サフチュウクが漁業庁副長官に任命される]
ロシア漁業庁は、2015年7月9日付農業省命令No.97-krにより、ピョトル・サフチュウク(Пётр САВЧУК)が同庁副長官に任命されたと発表した。

(関連過去情報)

2015年05月25日 モスクワ発
[ピョトル・サフチュウクは極東問題担当漁業庁副長官となる]
ロシア一般紙(WEB)は、沿海地方議員(統一ロシア)で“ルスカヤ・ルイボァプロムシェレンナヤ・カンパニヤ”(“Русская рыбопромышленная компания”)社の極東地域の代表ピョトル・サフチュウク(Пётр САВЧУК)が、ロシア漁業庁の極東漁業問題担当副長官に任命されることになると報じた。
この問題は2015年5月27日開催の議会関連委員会で協議され、その後、直ちにサフチュウクはモスクワへ向かうことになる。
なお、現状、同庁副長官は4名で、ワシリー・ソコロフが漁業組織、国際協力、科学研究等、ウラヂミル・ソコロフが漁業監視、船団・港湾管理等、ナデジダ・シェビナが法令、人事等、そしてイリーナ・ロマネンコが金融、経済等をそれぞれ管理している。

2015年05月25日 一般社団法人北洋開発協会
[ロシア漁業庁極東漁業担当副長官候補者ピョトル・サフチュク]

ピョトル・サフチュク(Савчук Петр Степанович)

2006年10月8日 沿海地方第4招集議会議員(統一ロシア)選出
2011年12月4日 沿海地方第5招集議会議員(統一ロシア)選出

1960年7月12日 ウクライナ・キエフ生
1983年 極東水産技術専門学校卒業“航路・航海技術”
1984年-1995年 太平洋漁業探査・科学調査船団管理局 共産主義青年同盟委員会書記
1995年-1997年 太平洋漁業探査・科学調査船団管理局副局長
1997年 “РОЛИЗ”(ロリズ)社副代表
2001年-2007年 “РОЛИЗ”(ロリズ)社代表
2007年-2008年 管理会社“БАМР”(バムル)副社長
2008年-2010年 管理会社“БАМР”(バムル)社長
2010年-2011年 "Находкинская база активного морского рыболовства" (ナホトカ海洋漁業基地)代表
2011年11月 "Русское море добыча"(ルスコエモーレ・ダブイチャ「ロシアの海 生産」)社極東代表

*報告担当者 原口聖二:ロシア水産投資企業グループ“Русское море”(ルスコエモーレ「ロシアの海」)の一部だった"Русское море добыча"(ルスコエモーレ・ダブイチャ「ロシアの海 生産」)は2014年に社名変更。現在は“Русская рыбопромышленная компания”(ルスカヤ・ルイボァプロムシェレンナヤ・カンパニヤ「ロシア漁業会社」)。

2015年05月20日 ウラヂオストク発
[ロシア漁業庁は極東に副長官を置く可能性がある]
ロシア水産業界紙(WEB)は、漁業生産の約65%が極東地方によるものであり、その重要性から、一部情報によると、同地方ウラヂオストクに副長官を置くことが検討されていると伝えた。
現状、同庁副長官は4名で、ワシリー・ソコロフが漁業組織、国際協力、科学研究等、ウラヂミル・ソコロフが漁業監視、船団・港湾管理等、ナデジダ・シェビナが法令、人事等、そしてイリーナ・ロマネンコが金融、経済等をそれぞれ管理している。
漁業庁副長官の任命と解任の権限は農業大臣となっており、現在、新たな同庁副長官の候補として名前があがっているのは、*“ルスカヤ・ルイボァプロムシェレンナヤ・カンパニヤ”(“Русская рыбопромышленная компания”)社の極東地域の代表ピョトル・サフチュウク(Пётр САВЧУК)とされている。
*報告担当者 原口聖二:“Русская рыбопромышленная компания”“ルスカヤ・ルイボァプロムシェレンナヤ・カンパニヤ”は、ロシア水産投資企業グループ“Русское море”(“ルスコエモーレ”「ロシアの海」)の一部だった"Русское море добыча"(“ルスコエモーレ・ダブイチャ”「ロシアの海 生産」)の変更後の社名。

2014年10月29日 モスクワ発
[“ルスコエモーレ・ダブイチャ”「ロシアの海 生産」が社名変更へ]
ロシア水産投資企業グループ“Русское море”(“ルスコエモーレ”「ロシアの海」)の一部だった"Русское море добыча"(“ルスコエモーレ・ダブイチャ”「ロシアの海 生産」)の社名が“Русская рыбопромышленная компания”(“ルスカヤ・ルイボァプロムシレナヤ・カンパニヤ”「ロシア漁業会社」)に変更されることがわかったとロシアメデイアは伝えた。
現在、“ルスコエモーレ・ダブイチャ”「ロシアの海 生産」は、“ルスコエモーレ”「ロシアの海」グループに含まれていないが、その主要株主は共通となっている。
“ルスコエモーレ・ダブイチャ”「ロシアの海 生産」は、中国、韓国資本の不祥事を起こした漁業会社の買収を続け、ロシア最大のスケトウダラ漁業会社となった経緯にある。
なお、同社の社名変更は数日中に公式に発表されるとしている。

2013年10月28日 モスクワ発
[ロシア大手“ルスコエモーレ”「ロシアの海」のスケトウダラ関連漁業会社買収6社に]
ロシア水産投資企業グループ“Русское море”(“ルスコエモーレ”「ロシアの海」)の"Русское море добыча"(ルスコエモーレ・ダブイチャ)による、中国、韓国資本の不祥事を起こした漁業会社の買収が続いている。
“ルスコエモーレ”「ロシアの海」が、スケトウダラ、ニシン等の漁獲割当をもつ極東漁業会社の“ТУРНИФ”(トウルニフ)“Интрарос”(イントラロス)、“Востокрыбпром”(ヴォストークルイブプロム)“Совгаваньрыба”(ソフガバニルイバ)の4社に続き、"Балтстар холдинг"(バルトスタル・ホールデイング)と"Маликс"(マリックス)を買収したと、ロシアのメデイアは伝えている。
以前に買収された4社はいずれも、ロシア独占禁止庁が違反指摘した、中国企業“パシフィックアンデス”(PacificAndes International Holdings)に実質支配されていたとされる漁業会社の中に含まれているが、情報によると、"バルトスタルホールデイング"と"マリックス"についても、直接、漁獲割当を所有していないためリストにはないものの、同庁が指摘したスケトウダラ漁業の実質管理チェーンの一部とされている。
“ルスコエモーレ”「ロシアの海」はこれまでの買収により、所属漁船が合計11隻となり、これらの船団の昨年2012年の総漁獲量は18万8,700トン以上で、TACの占有率は10.7%に達し、"ルスコエモーレ・ダブイチャ"は、ロシア最大のスケトウダラ漁業者に位置づけられている。
ロシア独占禁止庁は、今年2013年7月に韓国企業が、20のロシア漁業会社を実質管理し、ロシア排他的経済水域におけるスケトウダラ年間漁獲割当を、TACの12%-15%相当(22万トン-25万トン)違法に確保していたと指摘し調査を続けている。
この件についてロシア漁業庁は、外国人漁業者が、政府間協定の許可なしにロシアの排他的経済水域で操業することはできないとし、違法が確認された場合、その企業が持っていた漁獲割当は没収され、オークションに上場されることになるとしており、“ルスコエモーレ”「ロシアの海」は、これらの韓国資本の漁業会社買収の機会をうかがっていると伝えられている。
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金正恩がのり加工場を現地指導

2015-07-11 00:00:53 | 日記
2015年07月11日
北朝鮮発 朝鮮中央通信
[金正恩がのり加工場を現地指導]
朝鮮労働党第1書記、共和国国防委員会第1委員長、朝鮮人民軍最高司令官の金正恩元帥が、平壌テギョンのり加工工場を現地で指導した。
元帥は、金正日総書記が平壌テギョンのり加工工場に特別に関心を寄せたとし、のりの生産と加工品を増やすための対策を立てるために工場を訪ねたと述べた。
工場を見て回りながら、のり加工の実態を具体的に調べた。
のり加工品の品種と品質、加工方法について詳しく調べ、工場でわが人民が食生活に 広く利用している健康食品であるのりをいろいろな方法で加工していることに喜びを表した。
のりを多く生産して人民に供給するのは金日成主席と金正日総書記の遺志を体現することで、人民の食生活の水準を一日も早く高めるための重要な事業の一つであるとし、工場に提起される課題を提示した。
のりに対する人民の需要がとても高いだけに、工場ではのり加工品の種類と生産量を増やすことを基本にしなければならないと強調した。
平壌テギョンのり加工工場の生産量を飛躍的に増やすためには、関連部門の浅海養殖事業所の役割を画期的に高めなければならないと指示した。
浅海養殖は、多くの海藻と魚を生産することのできる効果的で実利を収められる水産物生産方法であるとし、汚染していないわが国の海で養殖することで、人民の生活向上のための大きな問題を解決することができると述べた。
金正恩元帥は、当該部門と平壌テギョンのり加工工場の幹部と従業員が主席と総書記の遺訓と朝鮮労働党の政策を体現して生産において革新を生み出すとの期待を表明した。
なお、現地指導には黄炳瑞、ソ・ホンチャン、李ジェイル、田逸春、趙甬元が同行した。
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