2018年06月13日
北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
[2016年-2018年スルメイカ秋冬系群ABCと日韓TAC設定の推移]
韓国業界の情報によると、次期漁期(2018年7月-2019年6月)の同国のスルメイカのTAC設定は、前期より30%以上削減の約9万4,000トンとなる見通しとなっている。
韓国は、2017年にTACの運用期間の変更を決定、1月-12月から7月-翌年6月となり、今年2018年はその調整年となっている。
同一資源を利用する日本も、本年2018年度のTACは、比率で同等の前年比約30%減の9万7,000トンとなったが、一昨年の日本と韓国の取扱いは異なっており、下表のとおり(韓国の2018年データは情報からの仮設定)、2016年を起点とした削減率に大きな違いがでている。