ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
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一般社団法人北洋開発協会

英国EU離脱 アイルランド漁業収入1/3が失われる より広範な貿易交渉が必要

2019-12-29 19:21:17 | 日記

2019年12月29日

北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二

[英国EU離脱 アイルランド漁業収入1/3が失われる より広範な貿易交渉が必要]

アイルランド農業大臣Michael Creedは、英国のEU離脱により、アイルランド漁業者が英国水域へのアクセスが失われる時、漁業収入の1/3、年間5億ユーロが失われるとの予想を明らかにした。

インデペンデント紙が伝えた。

また、Michael Creedは、英国のEU離脱が他のEU漁船をアイルランド水域に引き寄せ、より希少な資源を追い求めることでアイルランド漁業にさらなる打撃を与える可能性もあると加えた。

アイルランド漁業生産は、サバの60%、エビの40%を英国水域に依存している。

アイルランド以外の6ケ国、スペイン、フランス、ベルギー、デンマーク、スウェーデン、ドイツも、同様に英国水域への継続的なアクセスの問題を懸念している。

Michael Creedは、漁業問題をEUと英国の貿易交渉に関連付けし、英国のEU離脱後も引き続き、アイルランド漁船が英国水域にアクセスできるように取引しなければならないと指摘している。

しかも、一部の評論家によって示唆されているように、漁業へのアクセスを英国の水産物のEU市場へのアクセスに関連付けるだけでは不十分で、漁業を単独で扱うのではなく、EUへの金融サービスへのアクセス等、より広範な貿易交渉に結び付けることが必要だと言及した。

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英国EU離脱 英国漁業者は他分野の取引材料になることを懸念する

2019-12-29 19:17:36 | 日記

2019年12月29日

北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二

[英国EU離脱 英国漁業者は他分野の取引材料になることを懸念する]

JNNロンドン支局は、英国EU離脱において英国漁業者が他分野の取引材料になることを懸念している旨を次のとおりリポート(抜粋)した。

JNN海外支局のリポート、今回はロンドンからです。今年はEU離脱問題一色だったイギリス、予定通り来月末に離脱すれば一件落着とはいかないようです。

 「今年の前半は永遠に続くような気にさせられたEU離脱の議論ですけれども、保守党が総選挙で圧勝したことで、来月末の離脱がほぼ確実となりました。ただ、そこを越えても新たな課題が待っていることは、各地で取材をしていても明らかでした」(記者)

離脱後にはEUとの新しい関係を作る複雑な交渉が始まります。例えば漁業分野。

 「我々の海域の魚の40%しかとれません」(漁業 ジム・スティーブンさん)

先月、スコットランドで話を聞いたこの漁師は、EUの漁業規制からの解放を心待ちにしていましたが、EUとの交渉の中で漁獲枠や漁場へのアクセスが他の分野の何かと引き換えに差し出されるのではないかとの不安も抱えていました。

 「漁業が妥協のカードにされることを恐れています。政治家は『それはしない』と口では言うけど、政治家の言うことだからね」(漁業 ジム・スティーブンさん)

EUも漁業については頑固な要求をしてくるでしょう。ジョンソン首相は交渉を来年末までにまとめると期限を切ってしまっているぶん、譲歩の懸念も消えません..................................

「外交も内政も2020年が勝負の始まりと言えそうです」(記者)

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