2020年01月22日
リポート:北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
[韓国市場 韓ロ合弁操業漁獲割当削減 冷凍スケトウダラ小売価格への反映が確認される]
卸売価格 平年比でプラス26.9%(1月21日)
2019年秋季からロシア海域の韓ロ合弁操業漁獲割当削減問題で韓国市場への供給量が減り、冷凍製品卸売価格が高騰していたが、2020年1月上旬まで、その小売価格は、平年比でマイナスだった。
これは、冷凍製品のため卸価格が小売価格に反映されるまで相当のタイムラグの可能性がある旨の仮説を、リポートしてきたが、1月21日のモニターで、ついに当該価格が上昇に転じたとこが確認された。
韓国農水産食品流通公社(aT)は2020年1月21日、スケトウダラの卸売価格をモニターした結果、冷凍中位品20kg/csが5万ウォンだったと発表した。
これは、前年2019年同期の3万7,000ウォンよりプラス35.1%、平年の3万9,400ウォンよりプラス26.9%となる。
小売価格では冷凍中位品1尾2,441ウォンで、前年同期の2,000ウォンよりプラス22.1%、平年の2,357ウオンよりプラス3.6%となった。