北海道機船漁業協同組合連合会とロシア沿海地方漁業者協会(ウラヂオストク市)の資源管理・合理的利用等に関する個別会談結果について
北海道機船漁業協同組合連合会の常務理事原口聖二は、2020年1月29日、東京都内において、来日中のロシア沿海地方漁業者協会(ウラヂオストク市)会長ゲオルギ・マルティノフ氏と、日本海のスケトウダラ、ホッケ、イカ等の双方の排他的経済水域を往来する資源を中心に、北太平洋で隣接する海域の底魚等の資源状況、管理、そして合理的利用に関する個別の会談を行いましたので、お知らせ申し上げます。
会談で双方は、日ロ双方の漁業発展のため、資源管理の重要性を再確認し、マルティノフ氏は、北朝鮮漁船によるイカ資源を対象とした違法行為を排除する等のため、国際的管理機関等の設置の必要性を指摘しました。
また、双方は、漁業発展を目的として、両国の科学研究機関の資源評価に関心を持ち、合理的な資源利用体制を組織するため、各々の政府に積極的に働きかけるとともに、これらの活動に関する情報交換を継続することの重要性を確認しました。
なお、このほかの問題としてマルティノフ氏は、表層魚の共同資源開発・洋上引き渡し・加工事業の活性化等の希望を表明しました。
*今回、マルティノフ氏は、東京で開催された、第11回ロシア極東等農林水産業プラットフォーム会合ほかに参加するために来日しました。
2020年01月31日
北海道機船漁業協同組合連合会