2022年09月06日
北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
[ロシア 東方経済フォーラム 漁業庁長官 サケマス不漁により魚卵輸出規制検討を排除しない]
2022年9月5日から同8日までの間、ロシア沿海地方で第7回東方経済フォーラムが開催されており、漁業分野のビジネス・プログラムにおいて、ロシア漁業庁長官シェスタコフは、今年2022年漁期、太平洋サケマスの生産量が低位にあることから、国内市場需要を潤沢に満たすため、当該魚卵の何らかの輸出制限措置を検討することを排除しない旨言及、このために現在、注意深く貿易動向をモニターしていると加えた。
今年2022年11月1日から、カムチャツカ地方では、非商業目的で1人10kg以上の太平洋サケマスの魚卵を航空機で持ち出すことを禁止する措置の実験が開始される予定となっている。
なお、実験期間は2025年8月1日までとなっている。