四島調査団帰港へ 視察終了、１日総括会議 北海道新聞【ユジノサハリンスク則定隆史】

２０１７年０６月３０日
北海道新聞【ユジノサハリンスク則定隆史】
[四島調査団帰港へ　視察終了、１日総括会議]
北方四島での日ロ共同経済活動の具体化に向けた官民調査団（団長・長谷川栄一首相補佐官）は３０日、 色丹島 での視察を終えた。同島が実質的な最後の調査で、調査団は同日午後、チャーター船「えとぴりか」（１１２４トン）で国後島に移動した。７月１日はロシア側関係者との総括会議後、同島古釜布で出域手続きを行い、根室港に戻る。
色丹島の島民などによると、調査団は島内で水産加工場や港湾施設、ディーゼル発電所などを視察した。当初は総括会議も３０日に予定していたが、北方領土を事実上管轄するサハリン州のコジェミャコ知事の都合で変更し、１日午前に国後島で開くことになった。