2025年03月11日
リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
[ロシアが食料安全保障ドクトリンを更新する]
ロシアは2025年3月10日付大統領命令No.141により食料安全保障ドクトリンを更新した。
今回、当該更新により食料安全保障ドクトリンに、世界の食料市場の安定を確保するという新たな事項が加えられた。
また、BRICSとの戦略的協力を拡大する必要性も盛り込まれている。
外交政策の領域における食糧安全保障にかかるリスクは、ロシアの農水産物の貿易や国内の農業と漁業の持続可能な発展を妨げる外国の国際的に違法な行為や非友好的な行動によってさらに増大していることが指摘されている。
ロシアの農水産物、原材料、食品の利用を含む共同プロジェクトやプログラムを実施するために、外国および国際組織との協力を強化することが計画されており、新たな市場を開拓し、海外市場における生産者の活動を拡大するための対策が行われる。
さらに、ロシア経済が単一の輸出国または複数の輸出国に決定的に依存するのを防ぐための措置が講じられることになる。
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