旅、思いで思い出し           何も知らずに旅にでた!

昔ズート昔、旅をした。何も知らない私が、若かった,若いだけだった!
半世紀前の事....

433 人を信じる (毎土曜日 更新)

2015-09-19 06:59:30 | 思い出日記
 1度会ったら知り合い、馴れ馴れしい。2度会うと友達、3度会うともう親しい友人と、勘違いをして生きてきました。人を見る目を持たない私が、一度で会ってその人の良し悪しを決めるから嫌いになるとズ~とそのままでした。初対面の印象だけで、自分と合わない人と思い、今までどれだけの人に嫌がられたかと思います。そして当然、親しい友人に沢山裏切られました。

 3度会っただけなのに私にとっては親しい友には、胸襟をさらけ出して言ってしまって、何と馬鹿な自分であったか。反対に他人の事を言っているのに、そうで無いと分かりましたが、その時は別れの間際だったという間抜けた事もありました。 

 こんな事を思うのも、いつも飲みに連れて行って頂いた旅行社に勤めておられた、人生の大先輩の事を思い出したからです。大阪に帰る前に、その方が亡くなったと聞き、そのお宅に訪れたのが6年以上前の今頃でした、いつも彼の馴染みの店で、かなり酔っていて何時もの如くそのお店に行きました。
 しかし、そこのママさんがどうにも気が合わなくて何時も嫌な目にあわしていました。大阪に帰るとお悔みに行きましたが、申し訳無く残念な事です。
 その方が、生きていたら私の人生も変わっていたかも知れないです。コンピューターに詳しい方で、それと新地のクラブに詳しくて私が営業して昼間、お店でPCをその人が教えるつもりでしたが、夢のまた夢になってしまいました。

 これも今まで苦労無しでやって来た為だと感じています。気づくのが遅い人生ですが、生きている間に気付き良かったと思っています。直すことが多い人生です。

 最近 言ってもニュースが余りも多いのですが、神戸の病院で自分の肝臓の1部を切り取って、その主人が手術をして術後間もなく亡くなったとの事です。それを考えると涙ぐましい夫婦愛を感じます。そこしか手術してもらえる医院が無いほど切羽詰まった状態で、今まで沢山の人が術後直ぐに亡くなった病院に頼っていかざるを得なかったと思っています。でなければ、自分の臓器を切り裂いて提供する訳がありません。10に1つのチャンスでも賭けた人に敬意を払いたいと思います。

 勿論、医者の技術が足りなかったかと思いますが、その方の必死な気持ちが良く分かります。介護施設を現代の姥捨て山と勘違いしている方に少しでも分かって貰えたらと思いますが、無理でしょうね。

 今まで、他人を見る目が如何に欠如していたか、それが重要かと感じています。人生、多くのいい方と接して、その幾分かでも人の為に残りの人生に生かして行こうと思っています。
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