たいちゃんの奥の細道

~人生、すなわち旅也~

熊本・鹿児島復興祈念の旅2016 vol.1

2016年08月25日 18時14分16秒 | クマと動物たち
そして泣ける程の、恵みの雨

「ホッキョクグマに会いに行こう」そんなキャッチフレーズのイベントをネットで見つけたのは3週間程前のことです。
経営者が替わり、震災復興から立ち上がろうとする「阿蘇カドリー・ドミニオン」のイベントで、5年程前に亡くなったオスの「トオチャン」の剥製&骨格標本を見に行くというもので、1日限定10名様とのこと。




これは行かねば!!



そんなこんなで夏休みの1日を使って、カドリーでのイベント予約をし、宿を確保し、さらには生きたホッキョクグマも見ておこうと鹿児島市平川動物園も含めて「1泊2日」の計画を立てます。

8月19日(金)午前7時10分
自宅を出発し、宇部本線ICより山陽自動車道、中国自動車道を経由し熊本県阿蘇市を目指します。
途中、壇ノ浦SAで朝食を取り、九州道を南下します。



熊本から阿蘇に抜ける国道57号線は震災のため依然通行止めですので、肥後大津からミルクロードに入り、南阿蘇に下る迂回路をとおります。
今回は「九州観光周遊ドライブパス(山口発着プラン)」というのを使って、九州内では高速道路乗り放題・・・
まぁ、復興の一助とするために観光客を九州に呼び戻そうというのが狙いのようですが、阿蘇方面への道は大渋滞!!
3割程度は復旧関係のトラック等、4割が地元の方々、残り3割が観光客と言った感じです。



時期尚早じゃね??



観光客も渋滞でイラつくし物資運搬の支障にもなるなか、やはりインフラの整備が済んでからきちんと計画的な復興計画を立てればいいのにと思ってしまいます。




そんなこんなでカドリードミニオンに到着したのは12時ちょっと過ぎです。
今日はカドリーのイベント以外予定は入れていないので、昼食は後回しにします。

入園ししばらくはクマたちに餌をあげて、遊びますが、しばらくすると飽きてきます。







イベントの集合時間は13時55分。
集合場所の「こぐま広場」に行ってみると担当者が2名、お待ち頂いておりました。
どおやらこの日の参加者は我々2名のみの模様です。

午前までの晴天猛暑が嘘のように、小雨が降り出します。
小雨の中、クマ舎のバックヤードに向かいます。
道すがらホッキョクグマに関するクイズ何かも、なかなか楽しめます。



で、到着したのはバックヤード片隅にある倉庫(みたいなところ?)
中にはクマたちの食料と思われるサツマイモと、フォークリフト、そしてトオチャンの剥製と骨格標本、あと、マレーグマの骨格標本・・・

うん、標本は写真で見るよりきちんとしてます。



骨格標本もなかなかの作りです。




でも、骨格標本と剥製は同じ格好にしようとしたと言いつつ、手の上げ方が逆だったり、細かいつっこみどころは有ります(笑)

ところで2月に亡くなった「カアチャン」は?



飼育員さんの話では

「予算の関係で剥製にはできず、今はこんな感じに・・・」




「カアチャン」部品かよWWWWW

ちなみに記念にもらえる参加証の裏にはカァチャンの体毛が貼り付けてあります

・・・セロファンテープで・・・・WWW

軽いつっこみをいくつか経ている内に、雨は本格的に降り出します。


正に恵みの雨・・・


時間も過ぎ、イベント終了の時間となった頃には「超・ゲリラ豪雨」

倉庫の前の道は河と化します。
しばらく雨宿りしてましたが、宿に向かう時間もあることから、意を決して脱出を試みます。

靴がずぶ濡れになりながら、やっとの事で中央ゲート前に到着です。
丁重なお見送りを受け、15時過ぎにカドリードミニオンを出発します。
コメント
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