実家の坂下にある世田谷区立駒留中学校の夏期プール開放が今日から始まった。午前十時から午後五時まで。期間は二週間。徒歩二分という至便さが嬉しい。この中学校は我が母校でもある。昨夏は、理由は詳らかにしないが、開放されず、わざわざ自由が丘駅から徒歩十分ほどのところにある八幡中学校まで東横線に乗って何度か通った。
例年、酷暑の只中の開放になることが多く、利用者は少ない。過去には、実際、何度か事実上私一人だけの貸切状態だったこともある。三十五度を超えるような猛暑日には、きっと親が熱中症を心配して子どもたちを行かせないからであろう。
ところが、今季初日の今日は、台風の接近で風があり、暑さが若干和らいだせいもあるのだろうか、午前十時の開門まもなくして小学生・中学生合わせて十人が入ってきた。
こちらはただひたすら泳ぎたいだけなのだが、彼らは友達同士で遊びに来ている。コースロープはまったく張られていないので、完泳コースが確保されているわけではない。時に彼らに進路を妨げられることもあるが、休み休み泳ぐにはあまり気にならない程度。
この夏期プール開放は、例年八月の第一か第二月曜日から始まるので、これに通うことが私にとっては日本での夏休み「活動」の最後になる。帰仏前日の十七日まで毎日通い体を鍛えてハードな新学期開始に備えることにする。