名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

作業場にて

2009年06月03日 | セカンドルーム

 

今日は終日作業場にこもって、先日木取りをしたままになっていた部材の加工をした。
椅子とテレビ台、壁掛けを作っているが、同じ材料を使うので部材を作る工程は並行してやっている。

 
テレビ台の側板と棚板の継ぎ手は、「あられ組み」で加工した。
古くからある技法で、釘や金具を使わないで板と板を強く継ぐ場合に使われる。
加工精度が出ていないと組み立てる時に苦労するが、寸法通りに出来ていれば強度もあり、見た目も美しい。

 
壁掛けは「留め継ぎ」で部材を加工した。
4本の部材をそれぞれ45度の角度で切断し、四角い枠を作る時に使う技法である。
材の木口が見えないので、見た目が美しいが留めが切れやすいので、隅木や駒で補強しなければならない。
加工も正確に45度に切らないと、組んだ時に外か内に隙間が出来てしまう。
この状態を「笑う」というが、今まで作った額縁にはよく笑われた。
今日は笑われることもなく、いずれの加工も上手くいった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする