名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

田の草取り

2009年06月09日 | セカンドルーム

 

東海地方は今日梅雨に入った、とテレビで報じていたが、例年に比べて少し遅い梅雨入りのようだ。今朝は日差しもなく涼しかったので、田んぼの草取りをする事にした。

犬と飼い主のおやつを持って田に向かい、ユキはいつものように湧き水の近くに繋いで早速始めた。この水は夏でも冷たくて美味しいので、一息入れるのに良い場所になっている。曇りで蒸し暑い日は虫が多いが、今日はうっとうしい「目せせり」や「ブヨ」が寄って来なかったので助かった。

草取りの要領は、「田の水を落とし、雑草を手で掻き取りながら、泥の中に押し込め」と教わった。根も付いているし、又そこから出てくると思い、田も狭いので1本ずつ抜き取ることにした。腰を直角に曲げた姿勢で抜き始めたが、中に入ったら雑草はけっこう密生していて、先へなかなか進んでいかない。

朝7時から始めて、3回の休憩を挟みながら11時半までやって、腰にぶら下げた篭に半分ほど取れたところで今日の作業は終わりにした。取ったのは、ほとんどがこの辺りで「たべ」と呼ばれる稗科の草である。田の半分以上はまだ残っていたが、長時間この姿勢を続けたら、明日から動けなくなってしまいそうなので、このあたりが限界だった。

やはり教わった方法で、効率よく短時間に終わらせた方が良かった。後で聞いたことだが、「たべ」を泥に埋め込んでしまえば枯れるとのことだった。素人は理屈で考えてしまうが、長年培ってきた技のすごさは、経験してみないとわからない。   

コメント
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