名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

蜜蜂の巣桶

2009年06月28日 | セカンドルーム

 

以前近所の人から貰った蜜蜂の巣桶を、軒下と裏山の栗の木の下に置いておいた。2年続けて蜜蜂が入らないので、場所を変えることにした。直射日光が当たらない、風や雨に晒されないなど、蜜蜂が入り易い場所を選んだつもりだったが、蜂に嫌われたようだ。

 

2階の庇の上が良さそうなので一つをそこに置き、もう一つは底が腐食していたので修理することにした。

  栃の花

先日、岐阜の人から頂いた純粋蜂蜜を出入り口に塗り、お皿にスプーン2杯ほどを盛ってお客さんを待つことにした。その土地に咲く花から取った蜜でないと寄って来ないと言われているので、栃の花から採取した貴重な蜜を提供した。蜜蜂を畑で時々見かけるが、ひと頃に比べるとずいぶん少なくなった感じがする。以前は、天井裏の巣から蜜が滴り落ちたり、屋根裏でスズメバチとの壮絶な戦いを見たり、分蜂したたくさんの蜜蜂が板塀に張り付いているところを見かけた。

 

全国的に蜜蜂が減ったといわれているが、集落でも楽しみに蜜を採取するため、巣箱があちこちに置かれている。

 

甘党の熊の好物なので、頑丈な巣桶や箱が鋭い爪で穴を開けられ、手ですくって食べられることもある。最近は、巣桶ごと消えてしまう奇怪な事件が起こっている。サワラの幹で作った60キロを越す大きな巣桶が、突如姿を消してしまったと近所のおじいさんが嘆いていた。熊が担いで持ち去ることはないし、何者の仕業だろうかと疑心暗鬼が渦巻いている。

蜜蜂不足で困った果樹や野菜を栽培している人に疑いがかけられているが、人間の仕業だとは思いたくない。熊は自然の採餌行動で心底憎めないが、お年寄りの楽しみを奪うような人がいたら許せない。

コメント (2)
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