昨日の夕方、母の年忌法要を営むため名古屋へ戻ってきた。
兄弟とその家族が集まったが、お互いに離れて生活していると、冠婚葬祭以外に会う機会も少なくなり、17年も経つた故人の思い出話より、お互いの近況を語り合うことの方が多くなる。
83歳で亡くなり17年経ったが、時の流れはあっという間であったが、暮らしの変化は大きかった。
17年前は、まだ働き盛りで毎日を忙しく過ごしており、3人の娘達もそれぞれ学校に通っていた。
今はすっかり母親役が板につき、4人の孫達も日に日に成長し、間もなく2人が誕生する。
山里暮らしを始めたものの、未だに家具職人としても百姓としても一人前に至らない自分を、お坊さんの唱える「修証義」をききながら振り返る法事であった。