名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

愛知大学学園祭で神明社山車からくりの競演

2012年11月11日 | セカンドルーム

 

秋晴れに恵まれた昨日は、わが町の氏神様「神明社」の山車、唐子車と紅葉狩車、二福神車が引き揃えられた。

秋の例祭は終わったが、愛知大学名古屋キャンパスの学園祭に協賛するため、三車が蔵を出て勢揃いした。
お祭り一家の婿ちゃんはからくり人形を操り、小学生の孫娘たちはお囃子方で、それぞれ太鼓を叩き鼓を打っている。
不在がちな当主の役回りはなく、見物方?で行列にくっ付いて学校まで行ってきた。

舵方の巧みな方向転換を見せながら、交通の激しい通りを警察官の誘導もあって、30分ほどでキャンパスに到着した。


さっそく三車のからくりが披露されたが、文化財の指定を受けた江戸時代から伝わる民俗芸能と、若い学生たちのライブやパフォーマンスとのミスマッチの妙がとても面白かった。

名古屋駅の南に広がる旧国鉄笹島貨物駅跡地と、中川運河周辺の約12.4ヘクタールの土地が、「ささしまライブ24」として大規模再開発事業が進展中である。
今年の4月に愛知大学は、この地に新キャンパスを建設し、近郊から移転してきた。
かつて大都市の大学は、入学者の増加に対応するため、広い敷地を求めて郊外へ移っていった。
企業や住宅も、都心部の交通事情や環境悪化などで郊外や海外へ分散し、ドーナッツ現象が起こった。
その後、急速な少子高齢化は、逆ドーナッツを引き起こし、かつて賑わったニュータウンは衰退し、都心の高層マンションに人が集まるようになった。
大学も環境の良い広いキャンパスだけでは学生の人気を得るのは難しく、いくつかの大学が便利な都心へ戻ってきた。
家の近くには、大学のサテライトキャンパスが2校あり、広い建設予定地も確保されている。
ドーナッツ現象は、つい最近の出来事かと思っていたが、いつのまにか都心回帰の波が各分野に押し寄せている。

 

コメント (4)
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