名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

山里は落ち葉の季節

2012年11月05日 | セカンドルーム

 

毎朝散歩する林道の落ち葉が、日ごとに厚くなっていく。
カサカサと鳴る落ち葉のじゅうたんは、柔らかくて足にも優しい。

落ち葉の季節を迎えた山里は、枯葉が小鳥のように空に舞い、地面も錦で織りなされる。


裏山の朴の木もたくさん付けていた葉が、残り少なくなってきた。


道路際の桑の木も、昨日あたりから盛んに葉を落とし始めて、瞬く間に道を覆っていく。


銀杏の木はほとんど葉を落として、地面は黄色のじゅうたんが敷き詰めたようだ。


銀杏の葉が蝶々のように、赤いもみじに止まっている。


熟した柿の実はたくさん残っているが、葉は残り少なくなってきた。


おばあさんたちの朴葉拾いが始まったが、春先にひょうが降ったり、夏に虫が大発生して良い葉が拾えないとぼやいていた。
朴葉は塩水できれいに拭き、重石で型を整えて出荷される。
1枚10円ほどだが、疵のない葉は200~300枚に1枚ほどしかないので、手間隙の掛かる仕事である。
朴葉は飛騨地方の旅館や料理屋で、朴葉味噌や朴葉焼きなど、郷土料理の器として使われる。

 以前撮った写真

朴葉拾いは秋の風物詩になっていたが、籠や風呂敷を背負って、山から帰ってくる姿を見かけることが少なくなった。

コメント
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